あなた「ねぇ、カイザー風呂場ど…こ…」
「何やってんの?」
さっきは飯作るゆーてたやつが、あの例のコの字型のソファでクッションに顔をうずめてうつ伏せで倒れてる
カイザー「なんでもない…」
…この短時間で何かあったんだろうか
まぁなんでもいいか。
あなた「ねぇ、風呂場どこ?」
カイザー「玄関の廊下の左側」
…たぶん分かった
あなた「あーい」
とりあえずリビング出て左側にあるドア開けたら合ってた
…それにしても何処もかしこも広いしでかい
風呂覗いたらジャグジーまでついとる
ここまで来たら何も驚かんわ
カイザーを待たせてるし、さっさと入ってしまおう
シャー
ここ最近で1番疲れた…
タバコも吸えてないし
風呂出たら吸うか
いや…ご飯食べてからの方がいいのか…?
ご飯食べてから吸ったら口の中がタバコの味になっちゃうし、先に吸うか
カイザーが風呂に入ってる間にでも
チャポン
はぁぁぁぁぁぁぁ…
湯船気持ちぃ…
…ドイツって湯船あるんだっけ?
まぁ、細かい事はいいか
十分休まった事だし…
出ますか
ジャバーン
〜〜〜
あなた「カイザー風呂上がったよ」
「先にシャワー浴びて来ちゃった方がいいんじゃない?」
結局風呂から出てもソファにうつ伏せで倒れてた
てかあの大男が寝てもはみ出ないから相当でかいよね
このソファ
カイザー「シャワー浴びてから飯作る」
あなた「うん、待ってる」
そう返事したらプイッと顔を背けて風呂場へ向かった
何か変な事を言っただろうか…
いや、何も言ってない。うん。
そう自己完結し、荷物からタバコを取り出し勝手にベランダへ出る
さすが48階
景色が超綺麗
これ昼間下見たら人はゴミのようだ状態だろうね
フー
あなた「うま」
何度考えても私がここに居る理由が分からないだよなぁ〜
根本的な理屈は分かってるんだよ
同僚の代わりに仕事しにドイツで、宿がないからカイザーの家にってのは分かってる
ただ、彼が元カノである私にここまで尽くす理由が見つからないんだよなぁ…
私自身宿泊代浮いたなぁくらいでしか実際考えてないし
ま、なんでもいいや
タバコうまいし














編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。