第40話

信じてたよ
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2026/08/31 03:00 更新
Lapis
そうやろッッ!





Lapis
莉犬隊長ッッ!!





Rinu
ッそうだよッッ!!
Rinu
『廻火』ッ!!
ドォォォォン!!



施設全体が激しく揺れる。


警報音。

天井から落ちる埃。





ほら、やっぱり来た。
Lapis
思ったより早かったな
らぴすが笑いながら言った。
Rinu
これでも時間がかかった方だよ
つられて、莉犬も笑う。






続いて、遠くから聞き慣れた声が聞こえてくる
Light
らぴ兄ッ!!
Vau
無事か!?
第七部隊のみんなだ。



皆、らぴすの無事な姿を確認した瞬間。


ほんの少し肩の力が抜けた。


ずっと心配していたのだから。
Pretz
らぴすッッ!!!
多少の怪我は見受けられる。

腕や足からは血が流れているが。


無事だった。
Light
らぴ兄ッッ…
らいとが駆け寄る。
Light
大丈夫なん!?
Lapis
大丈夫や
Light
本当に?
Lapis
ほんまや
Light
信用できん
即答。
Lapis
またそれかよ
らぴすが苦笑する。


その様子に、皆が笑った。



ようやく。

6人が揃った。






第七部隊。

完全再集結。











しかし。

安心したのも束の間だった。

🔪
はぁ…邪魔が増えた
黒いコートの男。  

男は、助けに来た第七部隊の5人を見て頭を掻いていた。
🔪
せっかく、ひとり潰せると思ったのに
Light
ッてめぇ…!!
男の言葉にらいとが反応する。


自身の兄を潰そうとした。

それが許せないのだ。
🔪
…まだその時ではないということか
🔪
また、出直してくるよ

🔪
次は、全員消すからね
Rinu
ッッ…第七部隊は負けない
Rinu
お前らには…絶対ッッ…!
🔪
…楽しみにしているよ
男は、霧になって消えていった。
6人揃って支部に戻ったとき、時刻は夜の11時を過ぎていた。


アークは政府公認組織であるため、アーク所属の未成年の夜遅くの外出は、魔獣関連であれば許されている。








……だが。
Vau
…兄ちゃんになんて言い訳しようかな
そう言ってばぁうが頭を抱えた。

そのばぁうの様子を見て、他の5人も顔をしかめる


Light
ロゼ兄さ、絶対怒っとるよな
Lapis
……言うなよ
こちらの兄弟は青い顔をしている。


また、もう一組の兄弟は。
Tigusa
……
Pretz
……
これから来る未来に絶望し、言葉も出なかった。




Rinu
俺は…日が昇ってから帰ろうかな
Rinu
こんな遅い時間、いつ帰ったって怒られるし
Rinu
どうせ明日は土曜日、学校ないからね


対して、莉犬は吹っ切れているのか、その爆弾発言を残して本部への報告へと戻っていった。



Lapis
……俺もそうしようかな
Light
嘘やろ?
Lapis
やって、こんな身体で帰ったらバレるやろ
そう言ってらぴすは両手をブンブンと振ってみせた。






らぴすを発見したとき、本人はとてもピンピンしていた。


重度の怪我も見受けられなかった。


そのため、皆は「無事」だと判断した。





しかし。

実際のらぴすは見た目よりもボロボロで、いたるところに包帯やガーゼが処置されてある。


救助班が青い顔をしていたのを、6人は目撃している。





そのような見た目で家に帰ったら、きっと兄弟たちは発狂して倒れてしまう。




らぴすの判断はそれによるものだろう。
Light
じゃあ俺もらぴ兄と一緒に行く
Light
俺だけ帰るのもおかしいだろ
Lapis
確かに…(笑
そう言って2人は笑いあった。

Light
で、残りの3人はどうすんの
Vau
決まってんだろ




Vau
一緒に徹夜しようぜ
Tigusa
決まり!
Pretz
頭おかしいやつしかおらん…(笑
結局全員、朝帰りを選ぶ。

怒られるときは一緒に、全員で。


これも、第七部隊の団結力の一つなのだろうか。
一方、第七部隊のそれぞれの兄弟たちは、ずっと自身の兄弟の帰宅を待っていた。


もちろん、心配しているから。


でも、それだけじゃない。





Rose
……
自身の帰宅途中、なぜ弟がいた?

あの日は確か、高校は休日だったのに。



Teruto
……
なぜ、買い物帰りに偶然兄と出会えたのだろう。

遅くなるからまだ帰れないと、数分前の電話で言っていたのに。

Nanamori
……
高校生活を聞いても普通、普通、普通。

それ以外は何も言わない。なぜ?


Atto
……
帰りが遅い。理由を聞いても「部活がある」。

どの部活に入ってるかなんて、聞いても答えてくれなかった。





積み重なった疑問。


それらがもうすぐ、繋がろうとしていた。

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