しばらくして、生活にも慣れてきた。
とても。楽しい生活だ。
みんなが優しくて、それが何より心の支えになっていた。
だからこそ、分かりたかった。
だからこそ、笑ってくれる理由を知りたかった。
そんなことより
妙にみんながベタつく
特に、
クロノアさんだ、暫く抱きしめてくる
嫌ではない、けど…限度というものを…
ずっと抱きしめてる。
クロノアさんが止めにかかる
ため息しか、出てこなくなる。
するとともさんが共同スペースに来て
そう言いながら僕の額に口付けをそっとする
そう言って、部屋に戻ろうとする。
だが、クロノアさんによって阻止され
クロノアさんの部屋に行くことになる
部屋に入り、クロノアさんが離れたと思ったら
甘やかしたくなる笑顔と声
僕はそれには逆らえない
だから、抱きしめる
クロノアさんに甘すぎなのか
いいや、みんなにも甘いだろう
しばらく、見つめ合うとクロノアさんが
口付けをしてきた
額じゃない、口にだ
かと言って僕も、抵抗はしてない
する気がないと言ったらいいのか。
まぁ、この人にファーストキスぐらいあげてもいいだろう。
まぁ、処女はもうあげられないけど
角度を変えながら、キスをする
しばらくすると、舌も入れて来て、絡み合う
しばらくすると唇が離れる
僕達の舌には銀の糸が出ていた
そう、クロノアさんは感謝した
クロノアside
嫌われるかと思った、でも、抵抗されなかったし。それにキスをしてる時、凄く綺麗だった。
唇を離したあとも
すると、柚の方からキスをしてきた
少し躊躇いながらだけど
だから俺も、ベッドに連れていった
別に行為はしない、絶対に
柚は首の方に腕を回し、俺を離さないでいた
悠はそう言って、俺も頷いた
…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。