第6話

プール
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2019/08/02 05:37
奏真「プールだあ!!!!」



僕「声でかい」



楓斗「ほんとに来ちゃったね」






僕らは今、隣町のプールにいます





すごく賑やかだ



子供も大人も学生も
奏真「よっしゃー!入るぞ!」
僕「僕は遠慮する」
奏真「なんだよ〜」




楓斗「具合でも悪いの?」





こういうとき、体調を気にする楓斗はさすがだな



僕「特にそうじゃないけど」




いつのまにか奏真はプールの方に行っていた



こういうときだけ行動早いのはなぁ


楓斗「じゃあ、休んでていいよ」



僕「ああ。じゃあ僕、あそこのパラソルの所にいるね」


楓斗「うん」



そう言って楓斗も奏真の方に行ってった






正直1人でのんびりしたいな














女性A「ねぇねぇ1人?」





うわっ。なんだコイツ



やべっ顔に出ないようにしないと




僕「いいえ。友達と来てます」




これで諦めてくれ




女性B「彼女とか?」




友達って言ってんじゃねーか



僕「友達です。彼女はいません」



もういいだろ。思春期男子にその水着姿で中腰になるのはやめろ





女の人がヒソヒソ話し始めた。


そして2人してニッコリしてこっちを向く





なになになに。怖いって



僕男に見えてるよね?


可愛いからとかじゃないよね?




子供じゃないよ?




B「遊ばない?これから」



A「うちら二人じゃちょっと寂しくてさ」


僕「結構です」



やっぱ、子供だと思ってない?この人たち




A「そんなこと言わずにさぁ」

こういうの逆ナンパっていうの?


え?


助けてよ誰か



いや、ガチで



僕がためらっていると、女性が僕の腕を掴んできた



僕「え、、ちょっとなにしてるんですか!」


お姉さん!いや、お姉様方。


それは思春期男子にしてはしてはいけないことです!







腕に胸が当たってる…………




奏真ならきっと喜ぶんだろうなぁ


楓斗ならここでしっかり対応できるんだろうなぁ




誰か…………




?「瀬野君?」



え?誰か助けに来た!?



振り向くと川崎さんだった



川崎さんは

勉強よし
運動よし
顔よし
性格よし



のクラスで、人気の女子だ。


そんな人がなんで僕の名前知ってるかは知らないけど



僕「あ、川崎さん」



すると女性2人が舌打ちして離れてった



A「じゃあ、また会ったら遊んでねー」


B「バイバーい」



何だったんだ



川崎さん「瀬野 理音君だよね?大丈夫だった」


僕「あ、あぁ。えっと」



川崎さん「あ、私同じクラスの川崎 彩香」


僕「ああ。はい」




なんてコミュニティがないんだ僕は




川崎彩香「なんかつるまれてたけど大丈夫?」



僕「だ、大丈夫。ありがとう」


川崎彩香「よかった。瀬野君も来てたんだね」


僕「うん、まあ」




川崎彩香「じゃあ、私友達待たせてるからじゃあね」



僕「はい。じゃあね」








なんだったんだ。





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筆者
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あ、R18大丈夫な人は



グロイのもエロいのもどっちも出ると思うのでw

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