第66話

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2025/12/14 12:16 更新
あなた
…んでさっそくだけど
ニックがどこにいるかわかる?
ケイ
いま調べているところです
ケイ
まだ移動中だろうから、突き止めて先回りできたらいいんですけど…
あなた
いーよいーよ、ゆっくりで
あと話しにくかったら敬語はずしな
ケイ
…じゃあ、そうする

離れている場所にいるだろうに、通信のタイムラグがほとんど生じない…

自作の機器でこれほどの高性能て。さすがケイくん

即タメに切り替えるとこもケイくんらしーや(



私は、ニックが消えていった壁のあたりを触って確かめてみる

どういうカラクリか知らないけど…特定の箇所を押す、とかか?それか指紋認証?自動で開いたよな、
一応調べてるけど、壁本体に何かあるとみせかけて遠隔操作で開いた説も…
ケイ
一度退路を見せたあとだから、こっちが行くときも安全とは限らない
ケイ
何か変化があったら、とりあえず下がって…
あなた
あ、
ケイ
……は


なにが、きっかけだったのだろう。

壁の隠し扉が、開いた。
 
あなた
…またオレ何かやっちゃいました?
ケイ
…異常がないなら速く進んでください
あなた
ハイ。


扉の向こうは、またまた真っ暗な道。でもいまは、
あなた
わは、さすがレッド〜!

レッドのメガネが一緒。これ暗視機能もついてんだよね
ケイ
メガネに暗視機能があること、伝えてたか?
あなた
怪盗レッドファンなめんな

ラドロに入る前に、自分で突き止めたもんねー

意味もなく縁をクイッと持ち上げてから、周りを警戒しつつ歩を進める






ずっと何もない廊下が続く。

直進しているつもりだが、いつのまにか迷路みたいになってたのか…?

ケイくんもまだ周辺のマップを調べている最中だから、一旦立ち止まって作戦を考える

引き返すにしても、もうここまで来ちゃったんだからもったいない。先に進むのがいいけど、無計画で乗り込んで大丈夫なのか?

いままでトラップなどが一切無かったのが逆に怪しい。そもそも、ここの扉を開けられる想定をしていなかったからとも考えられるけど…
 
ケイ
…!、ナイトメア
あなた
はいはーい?
ケイ
この少し先で、一瞬だが微かに、通信機器が使われた形跡をみつけた
ケイ
あと数メートルほどだ、気を抜くな
あなた
…りょーかい

ここを歩いてきて、はじめて動きがあった

このチャンスを逃すわけにはいかない
 
できるだけ床と足が接する面積を減らすようにして、すばやく走る
 
何か見えてきた… って、え、人?

しかも、道の真ん中で倒れている

体型や髪型からして、アリーちゃんやアスカじゃないな
あなた
ケイくん、だれかいる
ケイ
ああ、
 
そっと近づく

襲うどころか、動きだす様子もない





金色の髪

白い肌

綺麗な瞳
 
その美しい人物についた、打撲痕や赤黒い血。







あなた
エメラ…??






なんで、あなたがここに?




ぬしぃ
今更すぎるけどこの作品、
怪盗レッド本家を当時の最新刊まで
読んでいること前提で書いてます

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