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第1話

Prolog
510
2023/02/05 07:52


私たちが夜中の大通を歩いているとそこには4、5歳ぐらいの女の子が物乞いをする姿…

周りにお母さんやお父さんがいる訳でもなく小さい少女たったひとりだった。

私たちはとっさにその少女へと駆け寄り声をかけた。

名前と年齢を聞くと「湊崎紗夏4歳です。」と答えてくれた。

次に『パパとママは?』と聞くと「いないよ、私捨てられちゃったから。」と答えた。

その瞬間、私たちは驚いた。

だって4歳の少女から"捨てられちゃったから"という言葉が出てきたから。

私たちはそこから『少女に私たちの家に来る?』と聞いた。

少女は「行っていいの?」と遠慮気味に聞いてきた。

私たちは『うん』と少女に言う。

少女は大喜びしてくれた。

そして私たちはその子を連れて家に帰った。




"언니"

𝐬𝐭𝐚𝐫𝐭.

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