砂と砂利を集めていると、次第にどんよりとした曇り空になってきた。
今夜は、大雨になりそうな予感がする。
手際よく砂と砂利を集め終え、少し早歩きで拠点へ向かう。
その時、僕の額に一粒の雫が当たった。
ポツ、ポツ、ポツポツ...
みんなで夕飯を食べた後、僕は自分の部屋で日記を書いていた。
本と羽根ペンが擦れ合う音が耳に心地良い。
雨水が刻む一定のリズムも相まってASMRのよう。
空は相変わらず薄暗いけど、僕の心は晴れやかだ。
何でもない日常が楽しくて仕方が無い。
それをこうして日記に書き出しておけば、いつでも思い出を楽しめる。
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| 今日は、パフェちゃんの小屋を作った。 |
| 雨が降らないうちに完成させようと頑張っている2人からは、 |
| パフェちゃんとの絆のようなものが感じられた。 |
| 飼い始めてからこの短期間で、だいぶ仲良くなったように思う。 |
| みんなで作った小屋はとっても色とりどりで眩しかった。 |
| 紗苑が、せっかく作るんだったらパフェのように見えるようにと、 |
| 色の重ね方にこだわっていたのが、かなり印象的だった。 |
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そこまで書いてから、ふと思う。
元々そういう性分なのかもしれないが、噛みしめるように毎日を大切に過ごしているのが伝わってくる。
一期一会という言葉があるように、一度きりの出会いを深く心に刻み込んでいるのかもしれない。
でも、何だか違うような気がする。
数十ページにも及ぶ、自分の日記を見つめながら考える。
決まって、この世界に来る前のことに触れると、紗苑の顔に陰りが見えるのだ。
時折、その瞳に滲み出るのは後悔の色。
きっと何か、辛いことがあったのだろう。
もし、紗苑の深い後悔を和らげることができたなら...
自分の口から漏れたのは大きな欠伸。
時計を見れば、針がすっかり隠れる時間だった。
取り敢えずベッドに潜って、ぼーっとしていたら段々と眠くなってきて...
知らぬ間に眠っていた。
しかし、その眠りは、
土砂降りにも引けを取らない大声によって、妨げられることとなる。
なんか無理やり過ぎてどうした??って感じなんだが。
シリアスむずすぎるね🥲













編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。