第16話

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2023/03/05 10:00 更新
1「またね!」
2『うん!またね!』


学校の帰り道、知らない子供がまたねと言って手を振り、別れていく。

"またね"

何故、このような言葉を言うのか。
また、"会えること"を願って言っているのか。
明日も"生きている"ことを願って言っているのか。


この先、人生は長いなんて、死というものを理解していないからで、人生なんて、きっと終わる頃になれば思うんだろう。
一日と同じぐらい早かった。って。


いくら悲しいことがあって泣いても、苦しいことがあっても、辛いことがあっても。
明日になれば、もう終わっているって。


流した涙は、走っていれば乾いている。

誰かがそう言っていた。

だから、怖いこととかがあった時、毎回思うんだ。
明日にはもう変わっている。って。

でも、その"明日が来る"というのも。
きっと当たり前だと思っているからなんだろう。


夜は起きていたくなる。
だって、まだ一日は終わってないし。
頭が1番冴えてるからこそ、勉強とかではなく、好きなことをしたい。
朝は寝ていたくなる。
何もしたくない。眠い。



生きること。死ぬこと。


それはきっと。
誰も分からないけど。


誰かにとっては幸せで、誰かにとっては辛いもの。



ただ背けているだけで、きっともうみんな、答えを出していたんだね。



宇宙も全部全部、所詮は生き物だったんだ。



生きているも生きていたも、死んでいるも死んでいたも、何もかも、結局、それぞれの幸せがあったんだね。





人生は長いと思ってもいいと思う。
だって、そう思わなくちゃ、やって行けないから。
人生は辛いと思っていいと思う。
だからこそ、幸せに気づけるから。



全部が全部、身の回り、環境のせいでは無いかもしれない。
誰かにとっては、自分のせいでなにかが変わってしまっているかもしれない。

毎回毎回、自分の悪い所を見つけられるなら、きっといい所も見つけられる。


そう思ったら、生きることも死ぬことも、とても美しい。













答えは全部知っていたんだ。
きっと。




それを、きっと。




楽しむために背けてたんだね。僕は。














なら、沢山考える。
辛くなったら寝てしまおう。
出来ないことはやり続けるよりも、気分転換してからやった方が上手くいくよ。
きっと。こんなところで止まる訳にはいかたいから。















近くにいた人が言った。


死んだら、お墓じゃなくて、海に流して欲しい。
お墓に埋めてもなんの意味のないから。


って。
本当に馬鹿だ。
意味があるからしてるんだよ。


だって。



自分の大切な人。近くにいた人が死んだら、お墓に埋めたいよ。
だって。そうすれば、すぐ近くに行けるし。
いつでも話しに行ける。

きっと、目の前にいるって思って話せる。
思える。


お墓というのは、結局、きっと、自分のためなんだよ。


死んだ人自体のためじゃない。
神のためでも自然のためでもない。

ただ、そばにいれているって感じたいから。


だから、意味は無いなんて言わないで。

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