午後3時58分24秒。
到着までに8時間。
どうやら俺は寝ていたらしい。
「起きろ新兵、まさか酔ってないだろうな、酔ってたとしてもここでは吐くなよ?」
わかってるよ、と俺はそう答えた。
辺りを見渡すと、ここはどうやらアフリカのようだ。
「今アフリカでは約300万人が海で窒息死している、死体はほぼ目を瞑っていたそうだ」
「今日、このCP-301を使って、彼らの夢に入り、真相を見つける」
「いいか、夢で死んだら現実でも死ぬ、ちゃんと理解しろ、いいな?」
全員が一斉に返事をした。
しばらく眠っていたせいで返事ができなかった。
「第2番隊のヘリが誰かから狙われています!!」
それは急な無線だった。
俺は焦り、建物の中などを見た。
そこには1962年に作られた、今は無いはずの、追跡型ロケットランチャーがあったのだ。
俺は思わず、兵士。
「7時の方向、追跡型ロケットランチャーで狙われています!!」
周りは俺の発言に驚き、7時の方向を見た。
その時はもう既に遅かった。
弾がヘリコプターに直撃し、ヘリコプターは地面に落ちた。
衝撃で俺は頭をぶつけ、大量に血を流し、気絶していた。
午後4時12分3秒。
「さっさと起きろ新兵!!」
俺はその声でうっすらと目を開けた。
酷い光景だった、火がそこら中にあり、煙が上がっていた。
銃弾などが飛び交い、仲間の死体、敵の死体も何体かあった。
俺は重い身体をなんとか起き上がらせようとしたが、頭が痛く、無理だった。
「早く起き上がれ新兵!!死んだら後戻り出来ないぞ!!」
そう言われ、俺は必死に起き上がろうとした。
何とか起き上がり、銃を構えた。
敵は仲間の人数でギリ倒せるという数だった。
「くそ....CP-301を飲め、今すぐに飲むんだ!!」
俺は直ぐに防弾ベストのポケットからCP-301を取り出し、口に含んだ。
飲み込み、数秒後に俺は気絶していた。
午後4時15分36秒。
ついに他人の夢に侵入するするのだ、
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。