今日もまた、同じ朝が来た。
眠れなかった夜のあとに、無理やり始まる一日。
みんな普通に笑ってるのに、どうして自分だけ心が置き去りにされているんだろう。
友達と話してても、どこか遠い。
近くにいるはずなのに、声も表情も、全部ガラス越しみたいに見える。
「楽しそう」って顔してるけど、本当は笑えてない。
本音なんて言えない。言ったら壊れそうだから。
誰にも気づかれないまま、心の奥がどんどん重くなっていく。
助けてって言いたいのに、声が出ない。
弱音を吐く場所も、安心できる人もいない。
――だから、ここに書き残す。
これが、せめて生きてる証拠になる気がするから。











編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。