ビルを出るとそこには駿佑が居た。
駿「あなたさん!」
『え!駿佑!?』
駿「今日はお疲れ様でした!」
『いえいえ!それはこっちのセリフです!笑』
駿「よっし!じゃあ今日頑張ったんで!
約束のご褒美お願いします!」
『じゃあどこか食べにでも行く?』
駿「はい!」
流石に2人はまずいので、
駿佑のマネージャーさんと、
大吾と謙太と5人で打ち上げをする気にした。
(大吾と謙太を撮影の時に出さなくてすいません💦)
場所は大吾と謙太に任せて
近くの個室のあるお店に入った。
各々飲み食いしたい物を頼んで
みんなの飲み物が揃うと乾杯をして飲み始めた。
最終的にマネージャーさんと、
大吾、謙太は意気投合したのか3人で騒いでいて、
その隙に駿佑は私の隣に来ていた。
駿「あなたさん♡」
『おぉーびっくりしたー』
駿「あなたさんは飲まないんですか?」
『二日酔いとか辛いし、まだ世に出てないから、
今日は抑えとこうかな?って!』
駿「そうなんっすね!」
『そうなのー』
駿「あ、そう言えば!
彼氏さん居るんでしたよね?!」
『あーうん。』
駿「写真ないんですか?!」
『写真?』
駿「はい!1回見てみたいな〜って!」
『そんな見たい?』
駿「はい!」
仕方なく待受画面に写っている
風呂上がりの大我を見せる。
駿「凄い色っぽいですね。」
『これはイタズラで撮ったんだけど、
意外とめっちゃ良い瞬間撮れたと思って
本人には内緒で待受にしてるの笑』
駿「俺もこんな色っぽい人になりたいです!」
『がんばって?笑』
駿「いつか、この彼氏さんよりもいい男になって、
あなたさんを迎えに行きます!」
『それは困るな笑』
駿「冗談かもしれない本気です。」
『それはどっちかな?』
駿「どっちやと思います?」
『私的には来てもらわない方が助かるかな?』
駿「でも、いつか今よりももっとカッコよくなるので、
俺の子の事見ててください!」
『分かったよ笑』
この時は、子供の冗談だと思っていた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。