最後の撮影は大人の雰囲気を出すため
部屋を借りて撮影するシーン。
部屋と言うこともあり、
そんなに大人数は入り切らないし
機材もある為ゴタゴタしていた。
『準備整いましたので皆さん最後よろしくお願いします!』
「お願いしまーす」
ラストスパート
最後の最後まで皆さん力入れてやってくれている。
私も皆さんの働きをサポート出来るように、
近くのコンビニなどにより
差し入れを入れたり
出来ることはするようにした。
スタッフさんだけでなく、
駿佑も疲れからか良い感じに疲れと夜の色気
私の思い描いていた姿を出してくれている。
恭「もっと欲しいねん!
道枝くん好きな人おる?」
駿「それは答えた方がええですか?」
恭「まぁええや。
居ったらその人思い浮かべてやろか!」
駿「わかりました。」
高橋さんのその一言から
駿佑はさっきとまでは比べ物にならないくらい
いい写真を沢山撮ってくれた。
恭「よっしゃ!これでええか?」
高橋さんは満足いったそうなので、
私はパソコンの中を確認して
『はい!これで撮影終わりたいと思います!』
駿「ありがとうございました!」
『道枝さんクランクアップでーす!』
駿「世に出るのが楽しみです!
ホンマに皆さんありがとうございました!」
「パチパチパチ」
『以上を持ちまして、
今回の撮影は終わりとさせて頂きます!
沢山のお力をお借りしてここまで来ました!
ここからは、私たちがこれまで以上のページにしますので
お任せ下さい!本当に今日はありがとうございました!』
「ありがとうございました!」
駿佑は着替えに行き、
他のスタッフさんは機材の片付け等をして
各自帰って行った。
私は玄関で最後の手土産を手渡しで1人ひとり渡して
皆さんを見送ってから、戸締りをして、
鍵を管理人さんに渡すとともに、
お借りしたので、お土産を渡して部屋を出た。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。