第44話

forty three
382
2025/08/14 11:00 更新
マンションの鍵を開けて部屋に入ると、

ほんのりとした明かりが玄関先まで漏れていた

壱馬
壱馬
ただいま
(なまえ)
あなた
ただいま〜☺️

靴を脱ぎながら後ろでつぶやいたあなたの声は、

ほんの少し眠たそう

そっと上着を脱がせてやりながら、壱馬は微笑んだ
壱馬
壱馬
おつかれさん。ちゃんと食べた?
(なまえ)
あなた
うん!お肉いっぱい〜、たぶん明日むくむ〜

そう言って笑うあなたの顔は、まだ頬がちょっと赤い
壱馬
壱馬
……ふふ、可愛ええな
(なまえ)
あなた
え?なぁに??
壱馬
壱馬
なんでもないw

キッチンに向かって水を汲みながら、

ふと後ろを振り返ると

あなたがソファに座ってぼーっとしていた。



瞼がとろんとしていて、今にも寝そうな勢いだ...
壱馬
壱馬
……こら、寝るなw

そう言いながら水を渡すと、

あなたはむにゃっとした顔で受け取った。
(なまえ)
あなた
ありがとう、かずまぁ

その一言が、なんかもう、胸にすとんと落ちる
壱馬
壱馬
なぁ、
(なまえ)
あなた
ん〜?
壱馬
壱馬
帰り……楽しかったって言ってくれたやん
(なまえ)
あなた
うん!楽しかった〜
壱馬
壱馬
……俺、それだけでめっちゃ救われた
(なまえ)
あなた
??
壱馬
壱馬
ちょっと、俺の器ちっちゃかったかもしれん。あなたが楽しそうにしとるん、嬉しいはずなのに……なんか、俺以外に笑っとる顔見たら、モヤモヤして
(なまえ)
あなた
......
壱馬
壱馬
ほんまに好きなんやろなって、自分でも思った。めっちゃ、あなたが好きや

水を飲み終えたあなたが、

ゆっくりと壱馬の胸に顔を預ける
(なまえ)
あなた
壱馬だけだよ☺️
壱馬
壱馬
.....
(なまえ)
あなた
壱馬がいるから、安心して笑えるんだよ。壱馬が好きだから、頑張れるの
壱馬
壱馬
.....ずるい
(なまえ)
あなた
え?
壱馬
壱馬
そんなこと言われたら……もう甘やかすしかないやんか
壱馬
壱馬
お酒飲んだん...問い詰めよ思っとったんやけど...

優しく抱きしめた腕に、

そっと力がこもる



あなたの髪に唇を落としながら、壱馬はぽつりと呟いた
壱馬
壱馬
絶対離したくない
(なまえ)
あなた
……ずっと一緒にいるよ☺️
壱馬
壱馬
約束やで?
(なまえ)
あなた
うん、約束!

夜の部屋は静かで、優しいぬくもりだけが満ちていた


壱馬の鼓動が、あなたの頬に心地よく響いた

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