第39話

第37話 父親の想い
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2024/09/17 12:00 更新
あなたside

平野紫耀
ねぇ、本当に大丈夫なの?
まだ休んでた方がいいんじゃない?
(なまえ)
あなた
いい、やらなきゃいけない事があるの。
平野紫耀
やらなきゃいけないこと……?
(なまえ)
あなた
…平野くん。
もしまた…地震が来たら、
一昨日みたいに逃げてね。
平野紫耀
……え?
(なまえ)
あなた
前みたいに誰かを救わなくてもいいから。
15:00くらいを特に気をつけて。
平野紫耀
だから…どういうこと?
(なまえ)
あなた
いいから…命を大切にね!
平野紫耀
…え、ちょ。
私は平野くんの声を無視して、
『幸』へ向かった。
『幸』

ガラガラ
(なまえ)
あなた
店主さん!
そう叫んだが、応答がない。
あの人と話したい。

話して…助けたい。
そう思いながら、奥の部屋に行く。
(なまえ)
あなた
店主さん!
そう叫ぶと、ある姿が見えた。
(なまえ)
あなた
……店主さん?
和室に店主さんがいて、
正座で座布団に座っていた。

その目の前にあるのは。
(なまえ)
あなた
…由紀恵さん。
満面の笑顔の由紀恵さんの遺影が捧げてある、
仏壇があった。
木村拓哉
…あなたちゃん。
店主さんは仏壇に顔を向けたまま、
私の名前を呼んだ。
(なまえ)
あなた
…はい。
木村拓哉
…もし俺があの時、妻を助けていれば、
何か変わったのかな。
(なまえ)
あなた
…え?
木村拓哉
…逃げる時に、
妻が子供を助けてるのを見て、
俺も助けようとしたら、「いいからあなたは逃げて」って言われたんだ。
(なまえ)
あなた
…由紀恵さんが?
木村拓哉
うん、でも俺は助けようと思ったら、
常連のおばあさんが転んでるところを見て、俺もその人を助けようとしたんだ。
(なまえ)
あなた
…そう…なんですね。
木村拓哉
だから必死に避難場所まで逃げて、
妻もすぐに来るかと思ったんだ。
木村拓哉
だけど…いくら経っても、
来ることはなかった。
(なまえ)
あなた
……っ。
木村拓哉
その妻が助けようとした子供は助かったんだ。だからより一層、妻が頑張ったんだって思ったんだよね。
(なまえ)
あなた
…そうですか。
木村拓哉
…って、君に話すことじゃないね。
なんか君を…娘と照らし合わせちゃって。
(なまえ)
あなた
…娘?
娘って…お姉ちゃんのこと?
木村拓哉
そう、14歳になる娘がいるんだけど、
諸事情で会えてないんだ。
(なまえ)
あなた
…そうなんですね。
木村拓哉
その娘の妹は俺と血が繋がってないんだ。
実の娘には俺と違う女性との子供って言ってたんだけど、別に人との子供だったんだ。
(なまえ)
あなた
……っ!
木村拓哉
世間から見たら、血縁者じゃないのに、家族って言うなって言われるかもしれない。
木村拓哉
だけどね、俺にとってはその娘も。
‪”‬──大切な子供なんだ。‪”‬
(なまえ)
あなた
木村拓哉
実の娘は世を去ったけど、
その娘は助かったんだ。
木村拓哉
だからまだ、傷は少し浅くなったかな。
店主さん…いや、お父さんはそう笑いながら言った。
初めて知った。

私の実の父は、今のギリの父親だろう。
でもこの人は変わらず父親で居続けてくれようしてた。

この人は、私のことを愛してくれていたんだって。
その時代、まだ多様性なんて言葉はない。
だからこそ、辛かったんだろう。

だけど、はっきりとわかった。
私は間違いなく、家族全員に、
愛されていたんだってことを。
次行くところは、美桜のところ。
スマホを見ると、13時30分。
(なまえ)
あなた
もう時間が無い…。
何とかして、みんなを助けないと、
私たちの人生に、未来はない。

𝐍𝐞𝐱𝐭➸

♡.*・゚┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈゚・*.♡

はい!今回はここまで!

お久しぶりの店主さんですね。
最近目の調子が良くないので、
もしかすると、お休みするかもです💦

今回もお会いできて嬉しいです!

それではまた次回👋☺️

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