パンダ「聞いたか?今日来る転校生」
「同級生(クラスメイト)4人をロッカーに詰めたんだと」
真希「殺したの?」
棘「ツナマヨ」
パンダ「いや重症らしい」
真希「フゥン」
「ま 生意気ならしめるまでよ」
棘「おかか」
悟「これは何かな?」
「乙骨裕太君」
裕太「ナイフ……だったものです」
「死のうとしました」
「でも里香ちゃんに邪魔されました」
悟「暗いね」
「今日から新しい学校だよ?」
裕太「行きません」
「もう誰も傷つけたくありません」
「だからもう外には出ません」
悟「でも」
「一人は寂しいよ?」
「君にかかった呪いは」
「使い方次第で人を助ける事もできる」
「力の使い方を学びなさい」
「全てを投げ出すのは」
「それからでも遅くはないだろう」
「転校生を紹介しやす!!!」
「テンション上げてみんな!!!」
「上げてよ」
真希「随分尖った奴らしいじゃん」
「そんな奴のために空気作りなんてごめんだね」
棘「しゃけ」
パンダ「……」
蒼真「…zzZ」
悟「ま」
「いっか」
「入っておいで」
裕太(ものすごく冷めた空気を感じる……)
真希(シカトこいてやろ)
蒼真「!」
里香「あ"」
裕太「乙骨裕太です」
「よろしくおねがいします」
真希「これなんかの試験?」
「おい」
蒼真「オマエ呪われてるぞ」
真希「ここは呪いを学ぶ場だ」
「呪われてる奴がくる所じゃねーよ」
悟「日本国内での怪死者・行方不明者は年平均10,000人を超える」
「そのほとんどが」
「人の肉体から抜け出した負の感情」
「“呪い”の被害だ」
「中には呪詛師による悪質な事案(もの)もある」
「呪いにも対抗できるのは同じ呪いだけ」
「ここは呪いを祓うために呪いを学ぶ」
「都立呪術高等専門学校だ」
裕太(事前に言ってよ)
蒼真・真希・パンダ・棘(今教えたの!?)
悟(メンゴ!!)
「あっ早く離れた方がいいよ」
蒼真・真希・パンダ・棘「?」
「!!!」
里香「ゆう"だを"ををを」
裕太「待って‼」
「里香ちゃん‼」
里香「虐めるな」
特級被呪者 乙骨裕太
特級過呪怨霊 折本里香
記録ー 6年前 宮城県仙台市
里香「裕太」
「誕生日おめでとう」
裕太「やったぁ‼開けていい!」
里香「いいよ」
裕太「開けていい!!?」
里香「いいってば」
裕太「ゆびわ?」
里香「婚約指輪」
裕太「!」
「こんにゃく?」
里香「約束だよ」
「里香と裕太は」
「大人になったら結婚するの」
mob「おい!!救急車はまだかよ!!」
「バカよく見ろ‼」
「助かる訳ねーだろ!!」
「頭潰れてんだぞ‼」
裕太「里香ちゃん」
里香「ゆ"ぅぅたぁ」
裕太「えっ」
里香「裕太」
「大人にな"ぁたぁら"ぁ」
「結婚する"るるるるる"ん"」
約束だよ
悟「ってな感じで」
「彼の事がだーい好きな里香ちゃんに呪われている」
「乙骨裕太君でーす」
「皆よろしくー‼」
「裕太に攻撃すると呪いが」
「発動したりしなかったり」
「なんにせよ」
「皆、気をつけてねー‼」
「コイツラ反抗期だから僕がちょっと紹介するね」
蒼真・真希・棘・パンダ「………」
裕太(この先生が悪い気がする……)
悟「呪具使い」
「禪院真希」
「呪いを祓う特別な武具を扱うよ」
真希「……」
悟「呪言師狗巻棘」
「おにぎりの具しか語彙がないから頑張って」
棘「こんぶ」
悟「パンダ」
パンダ「パンダだよろしく頼む」
悟「最後に入って虎杖蒼真」
「呪具使い」
蒼真「よろしく」
悟「とまぁ」
「こんな感じ」
裕太(一番欲しい説明がなかった)
悟「さぁこれで」
「1年生も5人になったね」
裕太(4人と一匹)
悟「午後呪術実習は3−2のペアでやるよ」
「棘・パンダ・真希ペア」
「蒼真・裕太ペア」
蒼真「だるっ!」
裕太(ダルって言った)
「よ……よろしくおねがいします」
真希「…………」
「お前いじめられてたろ」
「図星か」
「わかるわぁ私でもいじめる」
「呪いのせいか?」
「“善人です"ってセルフプロデュースが顔に出てるぞ」
「気持ち悪ィ」
「なんで守られてる癖に」
「被害者ヅラしてんだよ」
「ずっと受け身で生きてて来たんだろ」
「なんの目的もなくやってるほど」
「呪術高専は甘くねぇぞ」
蒼真「おい、こら真希それくらいにしろや!!」
棘「おかか‼」
真希「分ーったよ」
「うるせぇな」
パンダ「すまんな」
「あいつは少々他人を理解した気になる所がある」
裕太「……いや」
「本当のことだから」
「ここは?」
悟「ただの小学校だよ」
「ただの校内で自動が失踪する」
「小学校」
裕太「失踪⁉」
悟「場所が場所だからね恐らく自然発生した呪いによるものだろう」
裕太「子供が呪いに狙われたってことですか?」
悟「そ今んとこ二人」
蒼真「大勢の思い出になる場所にはな」
「めんどくさい事に呪いが吹き溜まるんだよな」
悟「学校病院」
「何度も思い出されその度に負の感情の受け皿となる」
「それが今回みたいに呪いが発生するんだ」
「呪いを祓い子供を救出」
「死んだら回収だ」
闇より出てて闇より黒くその穢れを禊ぎ祓え
裕太「‼」
「夜になってく…‼」
悟「“帳”」
「君達を外から見えなくし」
「呪いを炙り出す結界だ」
「内側から簡単に解けるよ」
「そんじゃ」
「くれぐれも」
「死なないように」
裕太「死って………」
「先生⁉」
蒼真「おい、転校生!」
「よそ見する馬鹿がどこにいる?」
呪霊「は………い………」
「る」
「は……い…」
「る?」
裕太「‼」
「こっちに来る‼」
「どどどどどうしよう‼」
蒼真「喚くなよ、うるさい」
「覚えとけよ」
「呪いってのはよ」
「雑魚であればあるほどよく群れるんだよ」
「まぁそりゃ」
「人間と同じか」
裕太「すごい…たった一撃で」
蒼真「おいさっさと行くぞ」
裕太「えっ何処に?」
蒼真「ここの校内(なか)に決まってるだろアホ」
裕太「虎杖君怖くないの?」
蒼真「嬉しいけど苗字で呼ぶな」
裕太「ごっごめん」
「でも無茶苦茶出そうだよ…いやもう出てるけど」
“帳”が下りてるのに呪いの数が少ねぇな…いやいるのに襲ってこねーなおかしい
乙骨(コイツ)がいるせいだからか…?
蒼真「おい、乙骨」
裕太「はい!?!?」
蒼真「オマエは一体何級だよ」
裕太「え?」
蒼真「呪術師には四から一あと特級という階級があるんだよ!」
裕太「でも僕呪術高専に来たばっかだし」
蒼真「あ~もうイライラする学生証を見せろや」
「クソばかアホ目隠しに貰っただろ」
裕太「……」
「はいどうぞ」
蒼真「まぁ、普通に前歴がない雑魚なら四級のはず……」
俺と同じ特級!?
特級って……俺とクソバカアホ目隠しと同じだろこんなん冗談でしか聞かねーだろ、何考えてる!目隠し
裕太「虎杖君‼」
「後ろ……」
蒼真「クソがっ!!!」
「雑魚が無駄にデカ過ぎるな!!!」
「クソ、場所が悪すぎる」
呪霊「ごちごちごちごち」
「ごちそおさまぁあああん」
蒼真「クソ!!」
「呪具落とした!!」
「出せよクソ野郎がぁ!!」
裕太「ここは?」
蒼真「あのクソ雑魚呪いの腹の中だ」
「こん位で気絶してんじゃねーぞ、雑魚が」
裕太「ってことは食べられたの??」
蒼真「今更かよクソがてめぇ呪いに守られてんじゃねーのかよ!!」
裕太「里香ちゃんがいつ出てくるか僕もよくわからいんだよ!!」
「それよりどうするの!??」
蒼真「時間が来て“帳”が上がれば助けが来る」
「恥だクソ!!!」
子供「助けて」
蒼真「あ"あ"ん」
子供「お願い」
「こいつ死にそうなんだ」
裕太「良かった生きてた…」
蒼真「馬鹿がよくねぇよ」
「ちゃんと見ろ」
裕太「!」
蒼真「デカい方は、完全に呪われていルシ」
「二人共いつ死んでもおかしくねぇな」
裕太「そんな!!どうすれば…!!」
蒼真「どうすればって助けを待つしかねぇよ!!」
「誰もが呪いに守られてるオマエ見てぇに呪いに耐性がある訳じゃねーんだよ」
裕太「?……虎杖君?」
「虎杖君!?」
呪霊「ジュグジュグ」
裕太「なんだ、この傷…」
「呪いがかかってる…?」
子供「お兄ちゃん死んじゃうの?」
「ねぇ」
「助けてよお兄ちゃん!!」
裕太「そんな事」
「言ったって」
蒼真「クソ乙骨が」
「オマエはまじでなにしに来たんだよあ"」
「呪術高専によ!!!!!!」
蒼真「何がしたい!!何がほしいんだ!!何を叶えたいか言えよ!!」
裕太「僕は……」
「誰も傷つけたくなくて…」
「閉じ籠もって消えようとしたんだ…」
「でも」
「一人は寂しいって先生に言われて」
「いい返したいけど言い返せなかったんだ」
「誰かと関わりたい」
「誰かに必要されて」
「生きてていいって」
「自身がほしいんだ」
蒼真「じゃぁ祓えよ」
「呪いを」
「祓って祓って祓いまくれ!!」
「自身も他人もその後からついてくるんだ、俺だってそうだった」
「呪術高専(ここ)は」
「そういう場所だ!!!」
裕太「里香ちゃん」
なぁに?
裕太「力を貸して」
里香「イ"ア"ァア"ア"ア"」
呪霊「あぁおぉだぁれぇ????」
里香「う"う"う"う"るさい」
悟「凄まじいねぇ」
「これが特級過呪怨霊」
「折本里香の全容か」
「女は怖いねぇ」
里香「りかあかすきぃ」
「あおっ」
「はっどこ???」
裕太「はぁ」
「はっ」
「ーっんぐ」
「皆……」
「もう少しだから!!」
「早く皆を先生に診せなきゃ!!」
「 呪いが里香ちゃんの気を引いてるうちに」
「ーっ!!!」
「まだ倒れるな…!!!」
「まだ!!」
「ここで変わるって」
「決めたじゃないか!!!」
里香「頑張れ裕太」
「うん」
「頑張るよ」
悟「頑張ったね」
「おかえり」
「問題無いってさ蒼真も子供も」
裕太「良かった…」
悟「なんかスッキリしない顔だね」
裕太「……初めて自分から里香ちゃんを呼びました」
悟「そっか」
「一歩前進だね」
裕太「少し思い出したんです」
里香「約束だよ」
「大人になったら」
「裕太と里香とは結婚するの」
裕太「いいよ」
「じゃぁ僕らは」
「ずーっとずーっといっしょだね」
「里香ちゃんが僕に呪いいをかけたんじゃなくて」
「僕が里香ちゃんに呪いをかけたかもしれません」
悟「これは持論だけどね」
「愛ほど歪んだ呪いはないよ」
裕太「先生」
「僕は呪術高専にて」
「里香ちゃんの呪いを解きます」












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。