第11話

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2021/07/09 16:30 更新
藍田 あなた
っ...どうしよう...嫌われちゃ...
彰人くんとなかよくなってから歌の練習にたびに着いて行ったシブヤ公園
私はそこには一時避難した。
公園のど真ん中で1人声を殺して泣いている
はたから見たらただのおかしい人だ
今考えれば、彰人くんと私が仲良くしていいものではなかったのかもしれない
彰人くんの夢はあの夜を超えること。たったそれだけ。
好意で甘えてついて行った、私がダメだったのかもしれない
ただ、隣にいたかったんだ
変わらず大粒の涙を流しながら泣いていると、後ろから足音が聞こえた
東雲彰人
東雲彰人
あなたっ!
藍田 あなた
っ...!
藍田 あなた
...!?
彰人くんが来た。一瞬絶望した。一瞬だけ。
きゅうに、いわゆるバックハグをされたのだ。
藍田 あなた
あ、あきとく...どうして...
東雲彰人
東雲彰人
急に泣き出して走ってくかと思えば...追わないわけがないだろ
藍田 あなた
っ...ごめん、ごめん...
東雲彰人
東雲彰人
別に謝ることねぇよ。何があったんだよ。
藍田 あなた
私...
もう言ってしまおう。どうせダメなのなら、想いだけでもと
藍田 あなた
私、彰人くんが好きなの。
東雲彰人
東雲彰人
...は?
藍田 あなた
ずっと、ずっとずっと言えなかったけど
藍田 あなた
好きだったの
藍田 あなた
今日の泊まりで
藍田 あなた
なんにも意識されてないって、
東雲彰人
東雲彰人
...お前...そうだったんだな
東雲彰人
東雲彰人
〜〜〜っくそ...
藍田 あなた
ど、どうしたの?
東雲彰人
東雲彰人
...俺もおめぇが好き、だ。
藍田 あなた
...え?
東雲彰人
東雲彰人
走ってた時、泣いてる顔が...なんて言うか...その
可愛い、って...
藍田 あなた
ふぁ...
きっと私の顔はりんごよりも赤いだろう
好きな人から好きと言われることが
舞い上がってしまいそうなほど嬉しいのだから

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