今日は待ちに待った体育祭。
なんと私たち3人は…見事に色が分かれました。
私の学校は白と赤と緑の3色に分かれる。
普通はクラス別なのに、なぜかうちのクラスは人数を調節するために3分割された。
私が赤組、蒼羽が白組、遥真が緑組となった。
私は不思議と気持ちが高ぶって燃えてきた ←負けず嫌い発症
私は移動し始めようとする2人を、後ろから呼び止めた。
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これは私が絶対に勝つ自信しかない種目。
ふっ、私に勝てるやつなんているはずがない…←
私がレーンに並ぶと、離れたところにあるベンチに座っている蒼羽と遥真を発見。
ちなみに2人はもう走り終わってます。
レーンに並んでいても遠くから遥真の声が聞こえ、なんとなくでピースを返した。
遥真もそれに応えるように、両手でピースをしてこちらに笑顔を向けた。
100m走、速攻で決着つきました。
私が1位だ😎
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時間が経ち、今度は蒼羽と遥真が出場する障害物競走。
私はベンチで見届けるつもりです。
クラスメイトにツッコまれていると、遥真と蒼羽が任せろと言わんばかりに拳を向けてきた。
2人が障害物競走に出ている間に、私は白組と緑組に凸ってハチマキを略奪していた。
3色のハチマキを持ち、自分の椅子があるところへと戻る。
私は自分の赤いハチマキを首にぶら下げ、白と緑のハチマキを頭に巻いた。
そして、さっき味方から略奪した2本のハチマキを両手首に巻き付けた。
これで私は何組かわかるまい…←
あら、どこからか聞き覚えのある声が…
突如目の前に現れたゴリラ先生は、どうやら大激怒のようだ。
私はそんな激おこプンプンゴリラから逃げるため、全速力で走り出した。
私がゴリラに追いかけられていると、なぜか放送委員が実況を始めた。
※ 地下鉄(電車が通る時のガード下)=100デシベル
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あの後割とすぐに解放され、今はもう閉会式の優勝チームの発表。
ダカダカダカダカ…(ドラム音
私はなんだか楽しそうにしている2人を見かけ、後ろから飛びついた。
こうして私たちの高校生活最後の体育祭が幕を閉じた。
3人で楽しみながら、最高な思い出を刻めたと思う。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!