第10話

10. まだ貴方は愛されている。
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2024/06/29 06:54
優太
優太
今日休みだけど、どっか行く?
大飛
大飛
ぁ~、ごめん。今日勉強終わってねぇんだよな。
優太
優太
そっか、じゃあ、俺出掛けてくる。
大飛
大飛
OK。
優太
優太
いってきます
大飛
大飛
いってら。
優太
優太
ん~、涼しい。
前まで寒かった風は少しずつ心地よい風に変わる。
優太
優太
…。わぁ、
少し歩いて、ふと横を見ると崖の下に建物が広がる綺麗な景色が見えた。
優太
優太
こんなの、始めてみたかも、。
優太
優太
都会って、こんな綺麗なんだな、
そう思い、もう少し近くで見ようと前に出た。
優太
優太
っ…!
ズルッ
バタン
ぁれ、?今、何が起きたんだ…?
優太
優太
っ…ここ、何処だ…。
回りを見渡しても何もない。ただ、白い光が広がっているだけ
優太
優太
ん…?あれ何…?
その白い光の中に青い光が差す
優太
優太
まぶし……
「優太。久しぶりね。」
優太
優太
っ…!母ちゃん…?!
優太
優太
なんでっ、どうしてっ…。
優太
優太
母ちゃんっ…!
スッ
優太
優太
ぇ…?
「私は触っちゃダメよ。」
優太
優太
なんでっ…
「触れないで……」
「優太…まだ。来ちゃダメだよ。」
「まだ、貴方を愛してくれる人がいるから。」

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