ぴくとside
2月14日バレンタイン
男にとっては貰えるかのせとぎわ
毎年貰えるのは義理
だけど、今年はわからない
前に風呂場で聞こえてきた言葉
あの言葉が本当なのかは
わからない
それが本当だと良いな
と思いつつ
花畑で花を見つめていると
あなたが
何か包みを持ってこっちに来た
包みを受け取ると
良かった
とガッツポーズをしながら去って行った
近くにある机で包みを開けると
そこには
俺のマイクラスキンが描かれてる
ハート形の板チョコが乗ってるショートケーキと
一枚の紙がある
紙にはこう書かれていた
『前に言った憧れっていうのは
照れ隠しで言ってしまったんです
私は,1人の男性としてぴくとさん…
白夜麗人さんが好きです
ぴくとさんは人気実況者
私は普通の視聴者
他の視聴者さんにバレて
炎上しないか不安だったんです
話しは変わりますが
ショートケーキは上手く出来ていますかね?
不味かったらスライディング土下座します
あ!返事はホワイトデーでお願いしますね!』
でも,内心
彼女と両想いて事が分かって
ニヤニヤしながら
ケーキを食べていた
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。