ゲニウスが話している途中にもグレスオブセは攻撃を仕掛けてくる
カキンっと言う音がしてグレスオブセの攻撃はゲニウス達にあたることはなかった
ゲニウスは鈴を下ろし、グレスオブセに向き合う
ゲニウスは微笑みながらグレスオブセの戦闘に身を投げ出す
グレスオブセの背後に回った鈴
巨大な背面に目を向ければ中央付近にビー玉よりも2回り大きい玉が付いているのが確認できた
赤色の玉だ、キラキラと光り輝いている
突然、赤い玉がピカりと光った!
鈴の周りに炎の壁ができると同時にグレスオブセを中心に円を描くように煉獄の槍が外側に放たれる
鈴は炎の壁に守られ無事だったが、ゲニウスはそうもいかなかった
ゲニウスは右肩に突き刺さった炎の槍を素手で引き抜き、放り投げる。掴んだ手、つきささった肩は勿論、火傷を負っていた
そう唱えると、ゲニウスの傷が徐々に治っていく
治療を許すあいだ、グレスオブセは何もしていなかったわけではない
終わったと同時に、機械でできた巨大な拳をロケットパンチのように飛ばしてきた
ゲニウスの放った刃は拳へと当たったが、それは軌道を変えただけだった、拳は壁へと突っ込み停止したかと思われた
……が、壁から抜け出し一つはゲニウスへもう1つは鈴の元へと向かっていった
鈴は自身の拳を固めくるべき相手に備える
機械の拳が当たる直前に受け流す
壁へとぶつかり今度こそ動くことはなかった
ゲニウスの声で慌てて後ろをむく
後ろではグレスオブセが拳を今まさに鈴へと振り下ろそうとしているところだった
グレスオブセは、一瞬だけ凍り固まった
本当に一瞬、3秒程度の時間
凡人に3秒は短い
だが、強者なら3秒は永遠にも長く感じるのだ
白い男の拳がグレスオブセを粉々に破壊する
純里がすぐに駆け寄ってきてわしゃわしゃと髪を撫でる。そしてギューッと抱きしめたあと、横抱きする
鈴は抱き抱えられたまま両手を使い璃杏に手を伸ばす。璃杏の頬に触れた、璃杏は驚き目を見開く
璃杏は何かいいかけすぐに口を閉じ、笑顔で鈴と鈴を抱えている純理に抱きつく
璃杏は、純里の足を払う
鈴を抱えているからかバランスを崩す
地面に倒れる前に璃杏が肩と脚を抱える
純理(鈴)は璃杏に横抱きされているという状況だ



















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。