朝、
いつも通りの時間にインターホンを押す
少しだけ間があって、
返ってきたのは聞き慣れない声だった
指先が、わずかに止まる
ああ、そうか…
数日前のことが、
遅れて現実に追いついてくる
ドアが開いて
そこに立っていたのは、
あなたのYGの元パートナーの名前さんだった
まるで最初からここにいたみたいに、
自然な顔で笑う
小さく一礼した後
一歩、中に入る
それだけなのに、
空気の温度が、どこか違う気がした
見慣れているはずの景色が、
ほんの少しだけ、ずれて見える
リビングのソファに座る姿も、
テーブルに置かれた見慣れないカップも、
もうここに馴染んでいるみたい
……同じはずなのに
そう思った瞬間、
胸の奥がわずかに引っかかった
奥から、あなたのYGの娘の名前ちゃんの声がして
その声に、
少しだけ息が抜ける
顔を出すと、
いつも通りの笑顔で手を振ってくれる
そう言って頭を撫でると、
小さく笑う
その温度に、少しだけ安心する
でも、
すぐ後ろから視線を感じた
振り向くと、
あなたのYGの元パートナーの名前さんがこちらを見ていた
軽い声
その言葉が、
少しだけ、遠く感じる
当たり前のように言われて、
一瞬、言葉が詰まる
私の雇い主は
ユンギさんであって
あなたのYGの元パートナーの名前さんじゃない
でも、この家にいる限り
断れる立場じゃないことも
分かっていた
そう答えるしかなかった
軽く笑って、
まるで、
最初から決まってたみたいで
胸の奥に、
小さな違和感が、残った
私の手元を見ながら、
ふいに、そんなことを言った
そう言われて、
思わず自分の手を見る
短く切っただけの爪
お客様の大切なお子さんを
傷つけないように、
それだけ気をつけてきた
それが当たり前だったから、
珍しいと言われて、
少しだけ戸惑った
あまり興味なさそうに頷いたあと、
そう聞かれて、
少しだけ考えるふりをする
考える必要なんて、
本当はなかった
そういう人生は、
最初から自分には
関係ないと思って生きてきたから
少しだけ笑って
そう答えると、
あなたのYGの元パートナーの名前さんは「そんなことないよ〜」と笑った
家族を作る人は、
ちゃんと家族に愛されて
育った人がなるものだと、
ずっと思っていた
私みたいな人間は、
誰かの家族になるんじゃなくて、
誰かの役に立って、
静かに生きていくくらいが、
ちょうどいいと思っていた
だから
結婚なんて、
考えたこともなかった
そう言われて、
少しだけ困って、
小さく笑った
そういうふうに
自分のことを言われるのに、
あまり慣れていなかったから…
自分が誰かに選ばれる側だなんて、
考えたことも
なかった
軽く言われたその言葉が、
最初はうまく理解できなかった
ちゃんと笑えていたか、
自分でも分からない…
悪い意味で
言っているわけじゃないのは、
分かっている
むしろ、
気に入ってもらえたのかもしれない
それでも、
ここにずっといる未来を
楽しそうに笑いながら、
何でもないことみたいに言われて、
どうしてか、
うまく息が吸えなかった
NEXT🧸
前回の[ YG side ]のストーリーを
大幅に修正いたしました!
説明が足りず、伝わらない部分があったと
判断しまして、追記いたしました🙇♀️
それからなぜかAI認定で18禁設定
されてしまいました💦
異議申し立ても却下されたので、
設定変更ができませんので、本作はずっと
18禁でーす🔞笑笑
えー🤨18禁書いたっけ?笑笑
















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。