サッカーコートに到着したのはいいけれども
退場した人は金髪に毛先が少しピンクっぽいガングロの男だ
あれは日サロか?
絵心さんだ
世界選抜の人達もブルーロックの子達もモニターを見ている
それにしても4対5では圧倒的にブルーロックメンバーの方が分が悪いが
大丈夫か?まさかこのまま試合続行とかないよね?
何だろ…何かやな予感
お忍びなのも忘れてつい言ってしまった
コート内に思いのほか響いた声は一気に視線を集めた
執拗いためフィールドへ入りストレッチをしていると
そんな意味の無い会話を続けていると
今の得点は世界選抜の方が0、対して青い監獄が1
あのガングロがレッドカードになったと同時に点を入れたってことか?
五十嵐さん以外の人はこちらを警戒して話しかけにも来ないが一部は様子を伺っているようだ
まぁ気が楽でいいのだが
世界選抜の方はハナから興味が無いらしいのか私を見て大笑いしている
なんか腹立つな
あ…そうだ
少しばかりの沈黙
数分後
ザワザワ
まさか母国語で返されるとは思わなかったのか
タダ・シウバは一瞬呆気になった
ブルーロック側は使えそうな人のみ厳選するか
見た感じ紫の1つ括りの人と三つ編みの人が使えそう
とりあえず配置につき
キックオフの時間となった
結果
青い監獄7…世界選抜0
という結果となった
世界選抜の人たちは驚きの表情でさっきからこちらを見ている
やったね
最後まで手を振ってくれたのは五十嵐のみだった
少しくらい他の人も手を振ってくれてもいいのに…
ウィーン
ほぼ全て
そして私は部屋から出ていった
呆然とする世界選抜の人たちを置いて
1週間後が楽しみである
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。