……
やっぱり、いないよな…
誰もいない家に向かって挨拶をし、自分の部屋に荷物を捨てシャワーに向かった。
昔は、一緒に入ってたのにな…
ツウィの願望で…
それなのに今は文句いいやがって…
ーーー
浴室から出ると、リビングのソファーに寝転ぶ
今は誰もいないからやり放題。いっつもツウィに取られてるからたまにはね…
あぁ、こんなにこのソファー気持ちよかったっけ…
寝そべってるといつの間にか、ウトウトしてきてしまった、
……おんに、
おんに!…
誰かに呼ばれてる?…、あぁ、だめだ。起きないと…
でも眠たいので放っておくが、
唇に柔らかな感触がした気がして瞳をあける
目の前には顔の整ってるツウィがいた。
目が合うと気まずそうに目を逸らされ、自分から離れていく
その言葉と同時にタオルを投げつけてくる。
投げないではしい、…
もうちょっと姉に優しくしてほしいわ…ほんまに
と思っていたが、重要な事を忘れていた
そっと自分の唇に手を当てる。
さっきのあの感触はなんだったんだろう…
もしかして、ツウィにキスされたんじゃないよね…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。