ヒロから送られてきたメッセージ。
俺は急いで通信室へ向かった。
扉を開けると、ヒロがモニターの前に座っていた。
俺が聞くと、ヒロは画面をこちらへ向ける。
そこには大量の通信記録が表示されていた。
心臓が嫌な音を立てる。
ヒロは静かに続けた。
そこで言葉が止まる。
思わず目を見開いた。
俺は大きく息を吐いた。
少しだけ安心した。
えとだけじゃない。
まだ何も決まっていない。
ヒロは少しだけ目を丸くした。
そして小さく笑う。
翌日。
Colorは新たな任務に向かっていた。
今回は物資の回収。
大規模な戦闘はないはずだった。
もふが声をかける。
どぬくが苦笑する。
本当に仲がいい。
たっつんが笑った。
みんなが笑う。
少しだけ重かった空気が和らいだ。
任務は順調だった。
少なくとも最初は。
るなが報告する。
俺が言ったその時。
ヒュンッ——
嫌な音が聞こえた。
どぬくが目を見開く。
敵の狙撃。
完全に死角からだった。
間に合わない。
そう思った瞬間。
ドンッ!
どぬくが駆け寄る。
敵の追撃。
だが。
高所から狙撃音が響く。
うりだった。
続いてゆあんが前へ出る。
たっつんが叫ぶ。
全員が動き出した。
本部。
なおきりがもふの傷を治療していた。
幸い軽傷だった。
なおきりが呆れたように言う。
そう言って視線を向ける。
そこには。
しょんぼりしたどぬくがいた。
小さな声。
もふは目を瞬く。
部屋が静かになる。
もふは少し困ったように笑った。
そして。
優しく言う。
どぬくが顔を上げる。
その言葉に。
どぬくは何も言えなくなってしまった。
耳だけが赤い。
俺は見なかったことにした。
うん。
見なかった。
夜。
俺は執務室で資料を見ていた。
するとノックの音。
扉が開く。
そこにいたのはのあだった。
のあは少し困ったように笑う。
そして机に一枚の紙を置いた。
見た瞬間。
背筋が凍った。
それは。
本部の入退室記録だった。
そして。
情報漏洩が起きた夜。
通信室に出入りしていた人物の名前が書かれている。
そこには——
"えと"
"ゆあん"
二つの名前が並んでいた。
俺はしばらく動けなかった。
のあも不安そうな顔をしている。
俺は紙を見つめる。
信じたくない。
でも。
疑いは確実に強くなっていた。
そして同じ頃。
本部の誰もいない廊下で。
えとは静かに立ち止まる。
その隣にはゆあん。
えとが呟く。
ゆあんは目を伏せた。
苦しそうな声。
ゆあんは拳を握る。
そして。
静かに言った。
その表情を。
まだ誰も知らなかった。
























編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!