シャー、、、
サラサラサラ、、、
あれから、しばらく経った。
とりあえず私たちは、飲み水が確保できる河原まで移動し、火を起こして暖まっていた。何とか準備は整えられたものの、乱太郎くんは落ち込んだままだ。
カンッ!カンッ!
ばさっばサッ!
バサリッ
バシンッ
カンッ!カンッ!、、、
スッ
カンッ!カカカッ!
カカンッ!
カァン、、、!
ザッ
厳しい、、、
休憩なしでかれこれ3時間、、、
足が痺れて立ち上がれない、、、
巫女失格だな。
乱太郎くんがしゅんとする。優しい子だ。
もしかしたら自分自身と重ねていたりするのかもしれない。
ふわっ
ガシッ
ぎゅっ
ぎゅっ
なで、、、
私だって分かってる。人より才がないことくらい。
たくさん言われた。里の子にも言われた。
お前は才能がない、出来損ないだって。
ぽんっ
そうだ。
私は。
決めたんだ。
紫のために力になること。
霊夢さんの次を継ぐこと。
博麗大結界を守り抜くこと。
そして、、、
ぎゅっ、、、
スッ
ガサガサッ
ボウッ
照星さんだぁ。
乱太郎くんが気絶してしまった、、、
パチパチ、、、
ガサガサ
照星さんからおにぎりをいただく。
普通に美味しそうではある。が、一個しかない。これは乱太郎くん用に取っておこうかな、、、
乱太郎くんはまだ眠っている。
無理やり起こすのは可哀想なので、寝かせておいていた。
おにぎりを頬張る。ふんわりとした白米に少しばかりの塩が振られている。塩おにぎりだったか。
パチパチ、、、
その後私は照星さんに、学園長先生に乱太郎くんが忍者失格と言われたこと、乱太郎くんと共に忍術学園を飛び出してきたこと、色々あって河原まで来たことなどを話した。
照星さんは火に薪をくべる。
薪が炭になって燃えやすくなった。
昔の私と、重なったからでしょうか。
そう言おうとしたがやめた。
何でだろう。
照星さんがものすごい勢いで(?)こっちを見てくる。
言い換えたのバレたか?
よし、バレなかったか、、、
ダメだったか、、、
ザッザッザッ、、、
照星さん。朝から泣かせにかからないでください。
昔を思い出すから。
いつか何とかなる日が来るのだろうか?
パカラッパカラッパカラッ、、、
馬の走る音。馬借だろうか。
こちらに向かってくる音が聞こえる。
馬借としてきたのは清八さん。
紹介は割愛させていただくが、顔見知りではある。その人からある一通の手紙を受け取った照星さんは、その手紙を読んで顔を顰めた。
照星さんにバレないよう、いい感じに背後に回る。
手紙の中身の内容。それは、ドクタケが新たな城をいくつも築いて、忍術学園への襲撃を企んでいるというような内容だった。
現現在の動きまでは記載がないようだが、それでも結構危険であることは事実である。
どうしようかなぁ。













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。