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第1話

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3
2024/07/13 15:22
目に光がない少女は路上に座り込み、雨に打たれていた
(なまえ)
あなた
…………
冷たい雨があなたの名字に突き刺さる
舞夜 明
舞夜 明
死ぬよ
(なまえ)
あなた
…………
舞夜 明
舞夜 明
凍死でもしようとしてる?
舞夜 明
舞夜 明
今日は気温下がらないと思うけどな
舞夜はスマホの天気予報を見せて言った
(なまえ)
あなた
どうでもいいの
舞夜 明
舞夜 明
君はまだ死ぬべきじゃない
(なまえ)
あなた
どうでもいい
(なまえ)
あなた
もうなんでもいいの
(なまえ)
あなた
早く消えて
舞夜は乱暴に座り込んだ
舞夜 明
舞夜 明
無駄に命を捨てることほどバカなことはねぇよ
(なまえ)
あなた
…………
舞夜 明
舞夜 明
帰る家は?
(なまえ)
あなた
あるけど
舞夜 明
舞夜 明
あるなら早く帰れ
(なまえ)
あなた
死んだってどうでもいい
舞夜 明
舞夜 明
そんなこと関係ねぇんだよ
(なまえ)
あなた
…………
こんなはずじゃなかったのに
全部あの変なやつが悪いんだ

あいつさえいなければ消えられたのに

全部消せたのに
(なまえ)
あなた
帰りたくないなぁ…
自分の耳が自分の言葉を否定している


雨が強くなってるのがわかる

久々に空を眺めた

雲があっという間に流れていって

また集まって

雨と一緒に踊ってる

雨が落ちる音が私を嘲笑ってる

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