_______________________
〔君の
父親だ〕
男はそう言うとリーシェを降ろし、懐から写真を取り出してリーシェに見せた
写真に映っているのは若い頃の「男」と「つ」がいがみ合っていて、リーシェによく似た女性、つまり「母親」がそれを見て笑っている光景だった
それ以外にも沢山人がいて、料理を食べたり酒を飲んだりして宴をしている写真だった
父:(父様…か、まぁいい、それより)なんでこんな所に一人で居るんだ?本来なら____に居るはずだろ?
父:えッ [ ビシッ ]
父:えええ!ちょっ落ち着いて!ゆっくり!ゆっくりで良いからね!ね!落ち着いて!
リーシェは父に抱きつき
父は必死にリーシェを泣き止ませた
_______________________
少し経って…
リーシェは泣きながら説明した
父:なるほど、そういう事か。
話しを聞き終えた父は空を見上げていた
なぜなら怒りに満ち顔をリーシェに見せて、これ以上不安にさせたくないからである
が、すぐに気持ちを落ち着かせ疑問に思っていた事聞いた
父:ところで、どうやってここまで来たんだ?
父:(あのクソ鳥か!しかも何リーシェと離れてんだよ💢)とりあえず此処は危険だ、安全な所………私の家に来るか?リーシェ。
_______________________
それから一ヶ月〈つ〉は見つからず、なんだかんだ父と一緒に暮らすことになった。
___とは違って分からない事や不便なところが多いが頑張っている
それと父に修行をしてもらったり、最近できた友達の所に遊びに行くついでに〈つ〉を探して過ごしていた
これが日常になり始めた時に事件は起こった
父:リーシェ、最近人攫いが多いから気おつけていくんたぞ
父:いってらっしゃい
私は修行が終わっていつものように友達の家に遊びに行った
だがその道中
ギャャぁぁぁぁぁぁ!!!!
突然遠くから叫び声が聞こえた、何事かと思いながら見に行くと人が誘拐されていた
私は好奇心からか、それとも助けないとって思ったからか、気づけば人攫いの後を付けていた
建物内に入り、人が居なくなってから、牢屋に行きドアを静かに壊した。
そして誘拐された人達に速く逃げるように言った。
あ、もちろん首輪や手錠等も外したよ、するとみんな私に"ありがとう"と言いながら逃げた、中には泣いた人も居た
でも、それがイゲなかった
小さな音でも集まれば大きな音となる
"うるさいぞ!お前ら!な、牢屋が!!"
人攫いに見つかった
"お前か!このクソガキが!!"
"まで、逃がすか!"
私は逃げた、でもしつこく追いかけてきたから海に逃げた
逃げて
逃げて
それでも、追いかけてきた
船に乗って、追いかけてきた
_______________________
数時間後
逃げ切れた頃には、船も、島も、太陽も見えなくなっていた
そう、夜になっていた、お星さまがキラキラしていて、お月さまは綺麗に輝いていた












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。