なぜ生身の人間に、死神の声が届いたのだろうか
そんな疑問を抱えて屋根に登る。
その時、地獄からだろうか。
脳内に突然、自分が思考していない言葉が響く。
「昇格ラインにもうすぐ到達」
ただ、そんなことはどうでも良く感じるほど
俺はあの女の子のことで頭がいっぱいだった。
屋根の上から中庭を眺めていると、
あの女の子の義姉達が話しているようだった。
こいつらが王子と結婚なんて…国が心配になる。
バシャッ
突然、家の中から音がした。
なにか液体をぶちまけたような…女の子は無事か!?
カチャ…
女の子が包丁を手に取った。
ダメだ、間に合わない…俺が目を離してたから…!
グサッ
シンデレラがヘタっと座り込んだ
ここは…いつのまにか庭に移動していたのか…













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!