疲れた………
まさか……走ることになるなんて……
私は今日配られた学校のプリントを見つめる
高校…不安………
私………中学生まで…学校行けなかったし…
常識……あってるのか分からない
私は小さい時に倒れてから
運動は禁止になっている……
それに……話すことが苦手だから…友達も出来るか…………
小さい時に両親からもらったぬいぐるみを抱きながら
外が見える窓の前で椅子に座った
体育は授業を受けることが出来ない
それに……制限されることは色々ある……
朝
学校に着き門を通ろうとした
菜希先輩は挨拶をすると
私の手を繋いで自分の体に近づけ
耳元に囁いた
え…昨日みたいなこと……?
私は特に深く考えずに…昇降口の側で待っている
待っていると沢山の人が隣を通り過ぎていく
………なんで…皆こっち見てくるんだろう
皆が通り過ぎた数秒後
え………昨日は…生徒会長に……会って
今日は…副会長と……話すなんて…ありますか?
私は小さい時に…倒れてから病院に入院してたけど…
暇な時にお絵かきとかさせてもらったりしてた…
それに……あんまり動かせなかったから…
細かい作業の方がいい……
確かに……雰囲気的に………
運動派な……気がしてます……
そんなことを話していると
生徒会室に着いた
え……生徒会…………?
…………私…いつ……また……
学校に通えなくなるか……分からないし…
学校自体初心者………
そんな私に…学校の先頭を…歩くのは無理
生徒会に………?
……………分からない……やってみたいのかも…
興味が、あるかなんて…
でも……なんか…興味がない……わけじゃない気がする
私ひとりでも……教室行けるけど………
2人は生徒会室から出ていった
……結局…
生徒会長が教室の近くまで送ってくれた
私は軽く礼をして教室の方へ向かっていった

















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。