髪をかきあげてウサちゃん………狼がそう言う。
マコたちはそう言われ、続々と部屋へ向かう。
迷う人はいなかった。全員が黒だと思う人物がいたから。
そう思ったが、考えても案が思いつかないので、さっさと会議室へ戻る。
ハヤト、と、ウサちゃんは呼びかける。
その言葉に、マコはハッとする。
追撃に思わず口を挟もうとした。
でも、違かった。
かまいたちのような物体に袈裟斬りにされているウサちゃんを見て、彼は続ける。
その姿は、間違いなく狼だった。
1人部屋に戻ろうとするハヤちゃんを止めて、
その言葉にマコは顔をしかめる。
素っ気なく答える親友に、マコは違和感しかなかった。
…………こいつと話しても無駄。
そう断言して言うと、彼は一瞬驚き、やがて表情を崩す。
今思ったらバカな会話かもしれない。でも、親友の不敵な笑みに対して、マコも笑い返した。
その日、紫崎ツバメが犠牲となった。
どーも杉野です
とゆーことで
ご視聴ありがとうございました
(考察募集中です)
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!