その後も、私たちは談笑しながら綺麗な星を眺めていた。
だけれど先程とは少し違う。
どこか不穏な空気が漂っている。
まるで、誰かの視線を感じるような
不快感のある視線。
話しながらも周りに意識を向ける。
するとその瞬間、ゾワリと私の体に殺気のようなものが駆け巡った。
咄嗟にキルアとゴンの方を向くと、2人も気付いたのか顔をぐっと強張らせている。
この殺気と先ほどまでの身の隠し方、只者じゃない。
そう思いながら後ろを振り返る。
だけれど、殺気を放った当本人はいない。
おかしい。この数秒の間で移動できるはずがない!
そう思うのも束の間、先ほどとは違う位置から誰かがこちらに歩いてきた。
この人だ、殺気の正体、
筆のような髭をもった、不思議な見た目のおじいさん。
焦ったように振り返ったもので歩いてきたおじいさんはにこにこしながら私たちに問いかけた。
ただならぬ嫌悪感が身体にぞくりと駆け巡る。
私は身を固めながら慎重に口を開く。
この人が、ハンター協会会長、
別格だ、雰囲気から私たちと違う。
一目見ただけでもこの人が強いということはすぐにわかった。
けれどゴンは気づいていないようだ。
ゴンはきょとんとしながらネテロさんに平然と尋ねた。
とぼけるのも無理があるだろう、笑
キルアも気づいたようだ。
見下すような言い方をされ、少しむっとする。
キルアの方をみると結構苛ついているようだ。
、遊び、殺し合いでもするのだろうか。
そうとなれば絶対に嫌だ。意地でも逃げてやる。
立ち上がったところでネテロさんに止められる。
ゲーム、
強者にそんなことを強請られるのは少し興味が湧いてしまうだろう。
私の口角が少し上がるのが分かる。
それを見たネテロさんはここぞとばかりに熱弁を続けた。
本気でやると、この飛行船落としかけないけど、
こんなのやるしかないだろう。好条件だ。
一応、キルアとゴンの意見も聞いておこう。
私とキルアたちは二つ返事で了解し、
ネテロさんの背中を追った。













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。