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第17話

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2025/06/15 12:24 更新










えー、これで良かったんでしょうか。





薄暗い通路の中、ドアの手前で体育座りをしている少女が1人。
ドアの向こうからはけたたましい戦闘音が鳴り響いていた。



あなた
邪魔にならないようにって、
外にいるけど、



これどっちが勝って出てきてもちょっと気まずいなあ、なんて思ってませんけどね、
うそ、本当はちょっと思っているけれど。



まあどう考えてもあの変態戦闘狂が出てくることは確か。



なんて考えながら少女は暇つぶしに髪の毛をクルクルといじり出す。






あの戦闘狂を前に、少女は疑問に思ったことがある。

あなた
戦いが楽しいって、ほんとわかんない。





楽しそうな、何を考えているかも分からないような目で人を殺めていく姿。

鼻に集う鉄の匂いが私は大嫌いだ。






もう、思い出したくもないのに、

あの変態戦闘狂といると嫌でも記憶が蘇ってくる。


かつての血腥い、哀しい記憶。






過去の記憶が蘇ろうとしたその瞬間、先程までとは比にならないけたたましい音が鳴り響いた。

私はびくっと身体を揺らす。








ああ、終わったのだろうか?
なんて思いながら立ち上がり、砂埃を払う。


ぎぎっ、とドアの音が聞こえ、だるい目を覚ますように擦りあげ、目を開けると前には案の定戦闘狂が立っていた。


が、違和感がひとつ。
大嫌いな鉄の匂いが私の鼻に漂う。



ヒソカの方を見ると方に大きな傷がひとつ。



その瞬間、少女は人が変わったように目を見開いた。





あなた
ヒソカ!!!!傷、早くこっち来て、!!
手当するから!!

少女は焦ったように目の前の男にそう放つ。
ヒソカ
ん、?あぁ、これかい?♢
大丈夫だよ、こんなの擦りキズ♡…
男の言葉を遮り、少女はまた口を開いた。

あなた
ダメ。ヒソカは擦り傷でも早く手当しないと悪化する。






私はヒソカを座らせ、
急いでバッグから水の入った水筒を取り出す。

ハンカチを取り出し、水に濡らして優しく傷を拭いて行く



ヒソカ
、モノ好きだねぇ♣︎

私は無言で手当てをすすめる。


血をできるだけ拭い終わると、
自分のバッグから大きめの布を取り出し、ヒソカの肩に強く巻き付け、止血をした。
あなた
これでも応急処置だから、ここ、早く出て
手当てしてもらおう?




テキパキと応急処置をした彼女に、男はびっくりしたように顔をとどまらせた後、いつもの表情にもどる。

ヒソカ
ウン、そうだね、ありがとう♡

ヒソカはまた不気味に口角を上げた。























だが少女は気づいていなかった。その笑顔の目の奥には、狂ったように愛しいものを見る目があったことに。










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