第4話

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2024/11/23 00:01 更新
はァァ...



外には出たものの、矢張り本人に会ったらどうしようという心配が勝ってくる。


ボスは見つかってもバレても別に問題は無いと言っていたが、僕が良くない。
捕まってもし尋問とかされたら空気で死にそうだ。


扮装じゃなくても良かったんじゃ...?


やっぱりボスは何を考えているのか分からない


懐かしい道取りを辿りながらそんな事を考えていた。



...懐かしいなぁ...



階段を登ってそう呟く





因みに太宰さんが入水したのは先程把握済みである。


部下がマーキングしてくれてたからだろう



う"ッ...


いざ、扉を前にすると緊張する...。中島敦の時は、ドアノブを握るのは容易だったのに。

太宰さんの声、太宰さんの格好、太宰さんの口調...良し、




乱歩さんが居れば終わりに近いけど、その他の人達は何とかなりそうな気がする


僕が上手く演技出来れば、だけど...


誰にも聞こえぬようそう呟き、覚悟を決めてドアを開けた。



太宰(扮装)
ただいま皆の衆!!
与謝野晶子
おや、早いねぇ太宰
国木田
だぁざぁいぃ..!貴様!!どこをほっつき歩いていた!!!
太宰(扮装)
んぇ、自殺?
太宰(扮装)
早々に失敗しちゃったから気分下がって帰って来たのだよ〜

乱歩さんは...

江戸川乱歩
...


いるーーーーーーーー!!!!めちゃくちゃいるーー!!!!



え、待って何も言ってこない何で????


取り敢えず国木田さんの怒号を聞き流しながらも資料を漁った

太宰(扮装)
うーん...


これと言ったものは見つからない...契約書だったり
報酬明細だったり...ん、?これは?

太宰(扮装)
"ポートマフィア共同任務"...?
国木田
あぁそれはお前が行く案件だ。ちゃんと中身を把握しておけ。


成程...之は持っておこう。

あと...パソコンの中に沢山整理されてる物...ポートマフィア重要資料、プロフィール、之から計画する事、などなど...

これ全部記憶していこうかなぁ...プリントとかしてたら怪しまれそうだし...


江戸川乱歩
ねぇ



ピクリ




身体が震えた。



今まで口を開けずにぼうっと見つめてきた乱歩さんが、





乱歩さんならもう分かってると思う、




江戸川乱歩
好き勝手やっている様だけど本物もう来るからそこまでだよ





理解する間もなくドアが開いた。




太宰治
いやぁ〜たっだいま〜!




太宰(扮装)
え、
太宰治
え??
国木田
はァ!?












乱歩さんだけが、無責任に菓子をむさぼッていた。













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