in 6時間目...
< えー、明日から夏休みですが、みなさんは今年、残念ながら受験生です。
< 今日の進路相談を先生としたあとは自由に帰ってよしとしますが、勉強してください!
< じゃあ、1人目。白井くん、隣の教室まで
< 白井、お前本当にここ受けるのか?
< しかしいいのか?東京なんて......
< そうか、わかった。じゃあ次は二階堂か。呼んできてくれ
< 二階堂、お前は......
< そうか、まぁお前の学力なら平気だろ
< ...元気なやつだな
< あ、二階堂ー!!次は千島呼んでくれ!
< お前は...
< ちょ、待て待て!
< いや、専門学校とかは______
< ちょっとまっ
< 確かに厳しい道だ。......だが、
< 人当たりもよくて、成績優秀のお前なら...
< 狙う価値は、十分にある。
< ......頑張れよ。
< そしたら次は前田呼んできてくれ
< 就職希望、だったよな?
< よく通る声をしているから行けると思うぞ。頑張れ
< じゃあ次は八田だな。頼んだ
< 八田......も、就職か
< っ!?
< そ、それは...1人で決めたのか?
< そうか...(本当に、前田と仲がいいんだな。)
< わかった、いいと思うぞ。がんばれ
それから僕たちはしばらく泣いた
本当に、時間というものは、残酷で
僕たちとキャメは、大学に合格して...
楽しい日々はあっという間だった
そして、卒業式の1日前。
僕は、真実を、知った。



















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。