第20話

じゅうろく
978
2024/02/07 12:50 更新

朝、私は窓の外の明るさで目を覚ました。





(なまえ)
あなた
(なまえ)
あなた
雪じゃ〜ん!



カーテンから覗くと、チラチラと雪が降っていた。




(なまえ)
あなた
( そういえば天気予報で雪って言ってたっけ )





私はベッドから飛び降りて、クローゼットを漁った。





この雪だと外に出ることもないだろうし、今日は可愛さよりも防寒重視でコーデを組んでみよっかな……






結局、黒色のカーディガンに白のカーゴを合わせた。







防寒よりも可愛さ重視でしたね。はい(









リビングに入ると、雪のせいか少し空気がひんやりとしていた。






(なまえ)
あなた
うわさっむ(



大きな窓からは雪がよく見える。






(なまえ)
あなた
ふふっ、




いくつになっても、雪にワクワクしてしまう気持ちは変わらないらしい。つい笑みが溢れてしまう。





(なまえ)
あなた
とりま朝ごはん作るかー






元貴
元貴
おはよぉ…、




瞼を擦った元貴がリビングに入ってきたのは、ちょうど朝ごはんが出来た頃だった。







(なまえ)
あなた
おはよー
(なまえ)
あなた
朝ごはんできてるよ
元貴
元貴
ありがと、






まだ寝ぼけているのか、雪には気づいてないようだ。





机にご飯を置いて、2人で並んでソファに座る。






元貴
元貴
いただきます
(なまえ)
あなた
いただきます!






ボーっとしながらいつも通りご飯を食べる。







元貴
元貴
えっ、
(なまえ)
あなた
んー?
元貴
元貴
ゆ、雪降ってんじゃん!
(なまえ)
あなた
今更かよ 笑
元貴
元貴
えー
気づかなかった 笑
(なまえ)
あなた
今日は家だね
元貴
元貴
そだね







(なまえ)
あなた
……あー、




今日は仕事が休みなので、家で残った仕事をこなす。







(なまえ)
あなた
うー……、
(なまえ)
あなた
ほへぇー…、





元貴
元貴
笑笑
どしたの
(なまえ)
あなた
なんか、更に追加で仕事きた
元貴
元貴
うわぁ
元貴
元貴
送り返しちゃえ(
(なまえ)
あなた
ダメだよ 笑

(なまえ)
あなた
あー…
(なまえ)
あなた
だりぃ
元貴
元貴
笑笑

元貴
元貴
じゃあさ、気分転換しようよ
(なまえ)
あなた
たとえば?
元貴
元貴
え?
元貴
元貴
んー…
元貴
元貴
じゃあ、一曲だけ歌ってあげる
(なまえ)
あなた
マジ!?
(なまえ)
あなた
え、まって?じゃあさ、
それをご褒美にしてよ
元貴
元貴
あ、ご褒美でいいの?
(なまえ)
あなた
うん!
(なまえ)
あなた
それモチベにして頑張るっ!

(なまえ)
あなた
だからちゃんと歌ってね!
元貴
元貴
もちろん



3時間後






(なまえ)
あなた
やっと終わった〜!!




あまりの解放感に、手を大きく伸ばして背中をそらす。







元貴
元貴
ん、終わったの?



ずっと仕事に集中していたから気づかなかったけど、元貴はココアを飲んでいた。







……雪をバックにしてココア飲んでる推し(彼氏)尊いなぁ、(









(なまえ)
あなた
うん。終わった!
元貴
元貴
お疲れ様です
(なまえ)
あなた
あざっす





(なまえ)
あなた
で!
(なまえ)
あなた
何歌ってくれるんですかっ?
元貴
元貴
なんでもいいよー
元貴
元貴
あなたは何がいい?
(なまえ)
あなた
norn
元貴
元貴
日本語で歌うね
(なまえ)
あなた
あ、ちゃんとスウェーデンVerでお願いしやす
元貴
元貴
死ぬわ 笑笑




(なまえ)
あなた
んー、
(なまえ)
あなた
じゃあロマンチシズムで
元貴
元貴
了解でーす





私は肩がぶつかりすぎるぐらい元貴に近づく。







元貴
元貴
ねぇ、痛いんだけど
(なまえ)
あなた
うっさい!
(なまえ)
あなた
ほら早く〜
元貴
元貴
はいはい 笑





元貴
元貴
♪ 「貴方って人はどんな人?」
元貴
元貴
♪ そんな風に聞けたらな
元貴
元貴
♪ 〜〜〜





(なまえ)
あなた
………






すぐそばで、元貴の優しい声が鼓膜に響く。





昔の私なら考えもしなかった幸福を、今私は身にしみて感じる。






元貴
元貴
♪ 〜 貴女に気づいてほしいのです





元貴
元貴
……
(なまえ)
あなた
………
元貴
元貴
…あなた?
(なまえ)
あなた
っ、
元貴
元貴
え、?
(なまえ)
あなた
ふ、うっ……、泣
元貴
元貴
な、なんで泣いてんの?
(なまえ)
あなた
う、ぁ、待っ、て
(なまえ)
あなた
あはは、やっば、!涙とまんな、いや… 泣
元貴
元貴
………




元貴が優しく背中を撫でてくれる。





元貴の体温が服越しに伝わって、更に涙が込み上げてきた。








(なまえ)
あなた
グズッ……と、止まったよ!
(なまえ)
あなた
ふぬぁ〜………
元貴
元貴
……どう?
(なまえ)
あなた
ん。もう大丈夫。
(なまえ)
あなた
あんがとね
元貴
元貴
どういたしまして 笑




(なまえ)
あなた
………
(なまえ)
あなた
やっぱ、大森元貴ってすごいね
(なまえ)
あなた
感動して泣いちゃった 笑
元貴
元貴
ありがと? 笑
(なまえ)
あなた
ね、もう一曲歌ってよ
元貴
元貴
えぇ〜
(なまえ)
あなた
いーじゃーん
元貴
元貴
…何がいいの?
(なまえ)
あなた
鯨の唄
元貴
元貴
なんで? 笑
(なまえ)
あなた
雪だから?
元貴
元貴
意味わからん 笑





その後も元貴は鯨の唄を歌ってくれて、私の目は更に腫れた。













少しずつ積もってきた雪をみながら、私はティッシュの山を作りまくったのだった((












ロマンチシズム





『さすがにそろそろ貴女に恋する
 私に気づいて欲しいのです』

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