かぷっ、 と音がした。
首元に酷い痛みが走って、私は目を覚ました
自分の体にぬくもりを感じて、元貴に抱きつかれていることに気づいた。
元貴は後ろから私に抱きついて、
私の首を甘噛みしていた。
元貴がまた、首の違う場所に唇を落とす。
がぷり、とさっきよりも強く噛まれる
血が出てきた傷跡を元貴が優しく舐めてきた
突然元貴が、ボロボロと涙をこぼし始めた。
くるりと、元貴の方に体を回す。
強く強く抱きしめてくる元貴を、更に強く強く強く抱きしめる。
腕に死ぬほど力を込めて、元貴と合体しそうになるぐらい抱きしめる
元貴の前髪を掻き上げて、おでこにキスをする。
元貴の瞳から溢れ出した涙を、そっと指で拭う
頬、鼻、唇、いろいろな所に唇を落とす。
何度もキスを重ねて、強いハグを交わして、
お互いの境界線が消えてしまいそうなほど、キスとハグをした
そっと顔を離すと元貴と目があった
指でキスマの跡をなぞる
また、キスをする
たまに、世界で1人だけ、自分が変な孤立した生き物に感じることがある。
でも
この人がいれば、私は幸せを心の底から感じることができるんだ。
norn
『おはようの時にはぎゅーってハグをして』













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!