私は信濃の諏訪にて時行君と匿っている
時行君と会えて嬉しかった
でも…
それと同時に“裏切り者”だとバレたら…
不安が押し寄せる
“裏切り者”だとバレて、時行君に突き放されても私はそれでいい
いい…はずなのに、
もう“突き放されたくない”…
と思ってしまう自分がいた
私は最低だ…
自分の都合のいいように物事を言う
時行君に信用してほしい
と思う自分がいることにがっかりだ
時行君に“突き放されて”当然な人間だからだ
鎌倉が滅びる前、幼い頃の夢を見た
幼い頃に会った君に逢いたい
逢って私の思いを…
伝えたい…が
君が無事かどうか分からない
生きていても私は君にはもう逢えない
だってあの子は確か足利高氏の???だから
だからもうあなたには逢えない
と思っていたが…幕府の生き残りを探していたら君に逢えた
でも違った
君はあなた…幕府の生き残りはあなたの偽名
凄く似てた
君とあなたの偽名が
私はあなたを似ているあなたの偽名にあなただと思っていた…
だから今日は其事について聞いてみることにしよう!
あなたの偽名はあなたな気がする
勘で、会ったことがあると思う
でもあなたにはあなたの事情がある
それまでは私は何も言わないことにする
あなたは素直で優しい
きっと今後話してくれるはずだ
今はあなたを信じよう
あなたが話してくれたら私も幼い頃に言えなかったことを伝えよう
あなたは素直だ
きっと信じて大丈夫だ












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。