茅野カエデSide
今日は2月20日。
校舎前についたとき、渚に声をかけられた。
私そんなに顔出てた、?!
でも仕方無くない?笑
渚がじっと考え込む。
そんなことしてる間に、教室前に着いてしまった。
そう頭を抱える渚に伝え、ドアに手をかける。
教室に入り、真っ先に探すあの人の姿。
み〜つけた♪
一度大きく深呼吸する。
煩くなり続ける鼓動を聞きながら、私は彼のもとに行く…そして
伝えた。
そう、今日は私の推し、いるまくんの誕生日だ。
あまって推しが私に微笑んでくれた死にそうヤバいよ
目の前で推しが笑っている…。
何回見ても眼福だよ。
言われてみれば…。
いるまくん、あまり楽しめてないのかな、?!
誕プレとか用意するべきだった?!
でも私みたいなリスナーがそういうのあげるのってどうなの?!
結局何もできなかった。
うぅ…。
ヤバい帰っちゃう!!
ど、どうしようっ、
その時、前原くんのもとに向かういるまくんをなつくんが呼び止めた。
どうしたんだろ…。
…え?
渚が私の気持ちを代弁するかのように口に出す。
いるまくんが目を逸らした。すごく気まずそうに。
さ、さすが前原くん…そんな堂々と聞けるもんなのそれ…
歯切れの悪い言葉をどんどん並べていく。
気づけば、教室にいた人たちはみんないるまくんに注目していた。
教室が沈黙に包まれた。
いるまくん、そんな理由で…。
体感1分、実際には10秒が過ぎた。
その瞬間…。
前原くんを先頭に、みんなが次々に声を上げた。
気づけば、笑いが止まらなくなっていた。
でもこれはいるまくんたちをバカにしてるんじゃなくて…。
しっかり代弁してくれたなつくんに頷いてみせる。
なつくんの察する力すごいよね…。
ちょっと待ってそこまで察してとは言ってない
は、恥ずかしすぎる…
う、うわぁまって引かれた完全に死んだ。
今更隠すなんて器用なことはできないので頷いときます。
あれ、今感謝された、?!
最強の笑顔を見せてくれた。
あぁ、やっぱり私の推しはかっこいい…!!
いるまくんおたおめすぎる!!!
この小説でおたおめするの初めてなんですけど大丈夫でしたか?!()
なつくんとかすちくんもしたかったんですけど受験だったので…。
バレンタインの続きは今度投稿する!飛ばしてごめんなさい!










編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。