第11話

第7話・企み
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2025/11/30 05:19 更新





花子
手伝ってあげるヨ
零番
……………








零番
あなたはなにを企んでるんですか
花子
企む?
花子
なんのこと?笑
零番
はぐらかさないでください
零番
ってかはぐらかしても無駄
花子
勘が鋭いネー
花子
でもなぁ
花子
企むって言っても
君のことを知りたい確かめたいだけだよ?




彼の言った“知りたい”という言葉に

私は引っかかってしまった

…、深い意味が隠れている気がした



そして私も



彼のことを知りたい探りたいと思った





だから私は賭けに出る
零番
…いいわ
花子
零番
賭けに出てあげる
零番
あなたに彼の名前は伝えませんが
彼の特徴だけ伝えてあげます
零番
あなたが彼を見つけることができたら



零番
あなたの願いを1つ聞いてあげる
零番
代わりに私が見つけたら
私の願いを1つ聞いてもらう
零番
この断絶の間にふたりとも
見つけられなかったら…





零番
お互いの生前の名前など
生前のことを明かす
零番
どう?










花子
いいね
花子
面白そうだ
彼はきっと気づいていない

これは私に有利だということに



私が本当のことを言うかも分からない

本当のことを言ったとしても

名前を知らなきゃ探しづらい

どちらにしろ私に運が向いている
花子
でもさぁ
花子
それって俺が不利じゃない?
零番
気付かれた

運は私に向いていなかった

てかこれは運なのか?
花子
…その反応、わざとってことだよネ
花子
じゃあさそれともう一つ、
賭けを追加しようよ
零番
…もう一つ、というと?
花子
なんだと思う?






嫌な予感がする


零番
…知りません、存じ上げませんわ
花子



花子
俺のおとうt__
零番
ッ、!
私は彼の言葉に被せるように

いや、遮るように、

それ以上は言わせないように



話し始めた
零番
いえ、やっぱり
零番
この賭けは“やめましょう”
花子
…どうして?
零番
…やる必要ないじゃないですか
花子
…君から言い始めたのに?
零番
そんなことは分かっております






…たぶん、私が探す賭けの答え大切な人

だれなのか分かった気がする



それに…、

きっと彼自身も気付いている

なら続ける必要がない




花子
…君は真実から逃げようとするんだね
花子
…いや、逃げるんだね
零番
ッ!
零番
…逃げてはおりません
零番
ただ真実が分かったので
花子
へぇ、?笑





真実は分かった

でもその真実を疑う自分がいる



だってあまねはこんなにクズじゃなかった!


零番
コホン
零番
一つ聞きたいことがありますわ、
花子
聞きたいこと?





零番
あなたはずっとそんな
クズ、だったのですか、?
花子
く、クズ!?
花子
いやいや俺クズじゃないし
零番
さすがにそれは無理がある
花子
いやホントにクズじゃないから
零番
…、私はそろそろ失礼いたしますね
花子
ハァ
彼は急にため息をついた

私に対して文句を言うんだろう



そう思った私は

彼を無視してもう行こうと思った










なのに足を止めてしまった




花子
君は、真実から逃げる
とても“弱い”人なんだね
零番
弱くなんか…ッ!
花子
いや弱いよ
花子
だって過去から逃げてるんだもん
零番
花子
君だってもう…、










花子
俺がだれなのか、分かってるんでしょ



零番
!、ッ
花子
あの時、どういう想いで
あんな事を言ったのか、
花子
色々聞きたいことがあるんだよ
花子
だから、
花子
少し話をしようよ笑
零番
あぁ、私は本当に弱いみたい



今すぐこの場から逃げたいと思ってる

いや、もうすでに足が動いてる
花子
待って
なのに、彼は私の腕を掴んだ
花子
まだ話は終わってない
零番
…、もう断絶が始まってます
零番
電車に乗らないとじゃないですか
零番
なのであっち彼岸で話しましょうよ
きっと彼岸では話さない

彼らがアオイちゃんを

助けに来る



助けに来るということは“断絶がおわる”

私達怪異が彼岸に行く必要もなくなる

ということ





私はきっとずっと彼から逃げる

此岸に戻っても

彼の姿を見つけないように

きっと逃げ続けるんだ
花子
…そうだね
零番
それではまたあとでもう会わないことを願います
零番
…笑雨音が響いていますね
花子
え?
零番
さようなら
花子
あっちょっ
私は彼を無視して歩き始めた
ねみま
ねみま
久しぶりの投稿ですみません…
ねみま
ねみま
久しぶりなんで書き方も変わったかな?
ねみま
ねみま
あと作中に入れた
“雨音が響いていますね”
ねみま
ねみま
の意味ぜひ調べてみてねん
ねみま
ねみま
そんじゃまた次回

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