第13話

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2025/02/04 14:02 更新
あなたの下の名前side





















































ジェシー「こーちー!ソース取ってー!」


髙地「はいよ」





久しぶりに安心して食卓を囲えたのはいつぶりだろうか。




black doveでは任務と訓練に追われて

食事をする時間さえままならず

やっと食べ物にありつけたと思っても

四方八方をむさ苦しい男の人たちに囲まれていて

ご飯を美味しいと思えたことは無かった。















でも目の前にいる6人はご飯を食べながらも

器用にくだらない話ばかりしていて

家族で食卓を囲んでいた頃を思い出す。









目の前にある景色を昔の頃の景色と重ね合わせながら

カレーを口に運ぶ。





今までだったら毒入りなんじゃないかって

疑っていたはずなのに

この家に来てからというもの

不思議なくらい自分の警戒心が緩んでいる。







森本「どう?特製森本カレーは?」


あなたの下の名前「美味しい、です」


森本「だろ?なのにあいつら全然褒めてくれねーの」






身を乗り出し小さい声で不満を漏らした彼は

ニカッと笑う。







京本「てかさぁ」





静かに黙々とカレーを食べていた京本さんが声を出すと

みんなお喋りを辞め、

彼に視線を移す。







京本「今度のオークションの任務あなたの下の名前も連れて行っていい?」


髙地「いやまだSixTONESに来たばっかだし、それに....」






彼の意見に異を唱えた髙地さんの目が気まずそうに泳ぐ。





田中「それに?なんだよ、」


髙地「あなたの下の名前black doveに狙われてるんだからさ、大きな会場は避けた方がいいって」


松村「まぁ、確かに」


森本「普通に考えたらそうだよね〜」


ジェシー「俺も髙地に賛成!」




私が任務に入らない方向で話がまとまりかけた時

京本さんが再び声を上げる。





京本「今回の任務にあなたの下の名前は絶対必要。
   あなたの下の名前もやりたいだろ?な?」


ジェシー「さすがにそれは強引すぎるんじゃない?(笑)」










ジェシーさんが間に入り

私を庇うように抱きしめてくれる。








彼の良心は有難い。



でも、





あなたの下の名前「私、やります」





「「え?」」






意外な返答にどよめきだす5人。









森本「1回俺のカレー食ってから考え直せ!」





カレーを無理やり食べさせようとする森本さんの反対から

田中さんが肩を掴み説得する。





田中「本気なの?!いきなり死のうなんて思うなよ?!」









彼の心配は杞憂で



寧ろ私はblack doveを1人残らず消し去ろうと思っている。






そんな考えを知るはずもない彼らは

席を立ち上がり

私を囲って説得を試みる。









そんな彼らを横目にただ1人、

京本さんだけは私を見て得意げに笑った。








京本「あなたの下の名前なら絶対やると思った。
   ハトの奴らは自分で殺してやる、でしょ?」


あなたの下の名前「っ、!」


京本「ふふっ(笑) 図星だね」


あなたの下の名前「.........図星だといいですね」








私の言葉に心底面白そうに笑う京本さん。






京本「あなたの下の名前、SixTONESに合ってるよ」









そう言って彼はようこそ、と口を動かした。

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