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第1話

初恋は幼馴染

隣人の幼馴染への恋。

それが、俺の初恋だった。



「…てっちゃん、また来てたの?」



あなたがベランダの鍵をかけないのは、俺がこの部屋に来るのを拒んでいない証拠なのか。

それとも、ただ気にしていないだけなのか。


…あなたのことだから、後者だろうな。



「おう。おかえり」

「…もう、今日も学校サボったでしょ」

「だってめんどくさいし」



彼女の手には、大きな紙袋。
そこからは色々なラッピング袋が覗いている。

そう、今日はバレンタインなのだ。



「…なぁ、俺には?」

「なにが?」

「チョコ」



手を差し出した俺の姿を見て、彼女は一度 ため息をつき、カバンの中から小さな箱を取り出した。



「ありがと…」

「あ、ちょ…ちょっと待って!」

「…なに?」

「今…食べないでよ」

「なんで?」

「だって…てっちゃんの方が料理上手なんだもん」


苦笑いを浮かべた彼女は、荷物を置いて 俺の隣に座る。

ふわりと香る彼女の匂いに、ドキッとしてしまう。
距離が近すぎるのも…色々と困ったものだ。



「あっ!もう、食べないでって言ったのに…」

「…うまい」

「本当に?…ありがとう」



嬉しそうな表情に 思わず見とれてしまうのは、仕方のないことだろう。

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若林
若林
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