正しいメニューをシェフに注文せよ
謎解きも全部終わり、ご飯も食べたー
ごめんね☆書くのめんど((((((((((殴
パティシエの手記
この手記を見つけ読んでるあなたへ
オーナーの言うことは絶対
ホテルの秘密を守るのも絶対
そんなルール、私にはもう耐えられない
以前耳にした話をここに書いておくわ
『隠れ家に行くには空の奥にある本棚を
揃える必要がある』
オーナーは確かにこういっていたわ
オーナーはいつも綺麗事を言っていたけれど
──この世界に甘い毒なんて存在しないのに
ゴォンゴォン
最初はグーじゃんけんぽん
朝
ガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャ
シャークんとスマイルが寝ていた
部屋に行く
─────気を取り直して─────
読み終わった
水が少し光る
本棚が揃い終わった
ガチャ
どこかが開いた音がした
とあるオーナーの手記
𝑻𝒖𝒆𝒔𝒅𝒂𝒚、25June 1964
今日はこのホテルの始まりである
画家である彼から贈り物を貰った
彼は私に絵を渡す際にこう言った
6つの文字、4つの文字、3つの文字、2つの文字を
拾って欲しい
その言葉が君の創る芸術へのギフトだから
そんな私が夢を語らずとも、共に
芸術家である彼から送られたその言葉は
私よ熱意や情熱ではなく、私の追う叶わぬ夢へ向けての
ものだったと思う
だからこそオーナールームにある隠し部屋は
それを青くすることでしか開かないようになっている
あの言葉への、私なりの解釈だ。
𝑴𝒐𝒏𝒅𝒂𝒚.13 July 1970
ベルマンのnakamuが私を嗅ぎ回っているようだ
ろくに教育も受けていない小僧だ、
どうせ大したことは出来まい
しばらくの間は好きにさせておくことにしよう
怯える客を逃がそうとした1件については目に余るが

〜〜〜〜〜〜〜』は当ホテル有する
劇場につけられた名前です
涙を流す場所としてふさわしく、
一帯が雨の多い土地柄ゆえに
”空が泣く街”と称されていることから
当ホテルオーナーであり
建築家でもある、cheroot philtreによって使命されました
考えるだけで冷汗が止まらない....
どうしてだろう
青く染める
チリリリン
ガチャ
箱を開ける
写真を全部飾る
ホテルオーナーの遺書
Sunday 29July 1973
実で陰鬱で暗い日曜日だ
この手記は、私が生前最後に遺すものであろう
このホテルの正体、そして今の私の想いをここに明かそう。
創業した時から、私はこのホテルを大きな墓 石だと、
思っている。償えないほどの罪を犯し、人生に
絶望した人間が、最後に帰り着く場所であり、
そのような人々が同士とともに大往生を遂げる場所であると。
ここへやってる来る客は皆ここで最期を
迎えることを望んでいたし、この”空が泣く街”の慟哭さえあれば、俗世から切り離されても寂しくは無いだろう、と─そのため私の掲げるホテル像は
実に崇高で素晴らしいものだと思っていた。
しかし事故で娘を亡くしてから
このホテルの想いも大きく変わった
人の命がどれほど尊く、遺された人々に
どれだけの苦痛が伴うのか
それらを、この身が張り裂けそうなほど理解したからである。
あぁ、私は人の罪を捌くような立場ではなかったのだな
最も罪深かったのは私自身だったのだ
それならば睡蓮に溺れ、私もこのホテルの住民になるとしよう。私が作った、ここは罪人のための墓場なのだから。
こうして死ぬ前に劇場で演劇の一つでも鑑賞し
涙を流したかった。私が名付けたあの劇場の名前は気に入った。客が利用できる施設の中で唯一
冠詞を伴った2語の名前であり、特別感があった
劇場の中だけで完結するのも美しい
このホテルへ来たら最後
自らの意思でチェックアウトをしなければ
出られないのだから。
チリリリン





















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。