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第6話

06.
127
2026/05/24 12:39 更新
あなた
……私
声が少し震える。
あなた
ずっと、忘れられなかった
JOくんが、少しだけ目を細める。
あなた
約束、破られたのに
あなた
それでも
言葉を探す。

でも、上手く見つからない。



すると、JOくんが静かに言った。
JO
あなたは、マリーゴールドの
あなたが顔を上げる。
JO
花言葉、知ってる?
────初めて聞く、その名前。
あなた
……知らない
JOくんは、少しだけ笑った。
JO
変わらぬ恋、だって
風が吹いて、オレンジ色の花が、大きく揺れた。
あなた
最初から、知ってたの?
JO
うん
あなた
……なんで言わなかったの?
JOくんは、困ったように笑う。
JO
言葉にしたら、軽くなりそうで
その一言で、全部繋がった。

ずっと咲いている気がした理由も。

名前を知りたくなかった理由も。

忘れられなかった理由も。


全部。
あなた
……バカだね
あなたは、泣きながら笑う。
あなた
ほんとに
JOくんも、少しだけ笑った。
JO
うん
一歩、距離が近づく。
JO
もう一回、いい?
あなた
……なに?
JO
約束
あなたは、少し考えてから頷く。
JO
今度はさ
JOくんは、まっすぐに言った。
JO
ちゃんと隣にいる約束
夕焼けの中で、マリーゴールドが揺れている。




変わらないものなんて、ないと思っていた。



でも────
あなた
……あるんだね
小さく呟く。
あなた
変わらない恋
JOくんは、静かに頷いた。
JO
俺たちのことだよ
オレンジ色の花は、今日も同じ場所で咲いている。


何年経っても。


変わらないまま。

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