第27話

問4(3) 見るべきものは何か述べよ
169
2024/06/27 15:39
夜光 瑠夏
夜光 瑠夏
はぁ…はぁ……っ!
がむしゃらに探し続けた、陽菜の事が心配で
夜光 瑠夏
夜光 瑠夏
…居ない
夜光 陽菜
夜光 陽菜
でも…!
夜光 瑠夏
夜光 瑠夏
……!
〈裏路地〉
夜光 瑠夏
夜光 瑠夏
陽菜……!
夜光 陽菜
夜光 陽菜
…にいちゃん
この人がお兄さん?
夜光 陽菜
夜光 陽菜
うん…
………
夜光 陽菜
夜光 陽菜
……
お兄さんにごめんなさいは?
夜光 陽菜
夜光 陽菜
でも……陽菜悪くない……
…お兄さん、凄い悲しそうだよ?
夜光 陽菜
夜光 陽菜
…!
夜光 陽菜
夜光 陽菜
……にいちゃん、ごめんね…
夜光 瑠夏
夜光 瑠夏
陽菜が無事ならいいんだよ
夜光 陽菜
夜光 陽菜
う…うわぁぁぁん!
夜光 陽菜
夜光 陽菜
にいちゃーん!
ギュッ
仲直りできたみたいでよかったです
夜光 瑠夏
夜光 瑠夏
はい、ありがとうございま___
声がした方に顔を向けたら、そこには同い年ぐらいの男の子と
…さっきは見えなかった無数の死体と、血のついた長剣が転がっていた
夜光 瑠夏
夜光 瑠夏
……!?
……あ、見ちゃいましたか
大丈夫です、危害は加えませんよ
夜光 瑠夏
夜光 瑠夏
…そうですか
…まぁ、この死体をみたら説得力はないでしょうけど
夜光 瑠夏
夜光 瑠夏
…お名前は?
…名前ですか
茶野 青夜
茶野 青夜
俺は、茶野青夜です
夜光 瑠夏
夜光 瑠夏
…茶野さん
茶野 青夜
茶野 青夜
青夜でいいですよ
夜光 瑠夏
夜光 瑠夏
じゃあ青夜
これが青夜……iemonさんとの出会いだった
茶野 青夜
茶野 青夜
…2人の名前は?
夜光 陽菜
夜光 陽菜
陽菜!夜光陽菜ですっ!
夜光 瑠夏
夜光 瑠夏
ちょ、陽菜!?
茶野 青夜
茶野 青夜
陽菜ちゃん…ですね
茶野 青夜
茶野 青夜
…お兄さん、別に言わなくても大丈夫ですよ
夜光 瑠夏
夜光 瑠夏
…いや、同い年ぐらいの子にお兄さんって言われるのなんかあれなので言います
夜光 瑠夏
夜光 瑠夏
夜光瑠夏です、よろしく
茶野 青夜
茶野 青夜
よろしくお願いします
夜光 瑠夏
夜光 瑠夏
敬語じゃなくていいよ
茶野 青夜
茶野 青夜
わかった
夜光 陽菜
夜光 陽菜
えーと…青夜、さん?
茶野 青夜
茶野 青夜
はい
夜光 陽菜
夜光 陽菜
ありがとうございました!
茶野 青夜
茶野 青夜
…お礼が言えて偉いですね
夜光 瑠夏
夜光 瑠夏
陽菜が………!敬語を使えるようになってる……!
この時めっちゃ感動したのを覚えてる
これが生命の神秘……?後ろで死体転がってたけど
茶野 青夜
茶野 青夜
…あの、なんでこんなことに?
夜光 瑠夏
夜光 瑠夏
……実は
陽菜に伝わらないように話した
両親のこと、家出したこと、陽菜を守ること
茶野 青夜
茶野 青夜
…大変だね
夜光 瑠夏
夜光 瑠夏
そっちはなんでそうなったの?
茶野 青夜
茶野 青夜
っ…………
夜光 瑠夏
夜光 瑠夏
あ…ごめん
この時完全に地雷踏んで焦った苦い記憶が…
茶野 青夜
茶野 青夜
…いや、大丈夫
茶野 青夜
茶野 青夜
家、無いんだよね?
夜光 瑠夏
夜光 瑠夏
そうだね
茶野 青夜
茶野 青夜
…俺もないんだよね
夜光 瑠夏
夜光 瑠夏
…え?
茶野 青夜
茶野 青夜
うーん…無いって言うより…これから無くなる、の方が正しいかな
夜光 瑠夏
夜光 瑠夏
それってどういう……
茶野 青夜
茶野 青夜
…これから壊す
夜光 瑠夏
夜光 瑠夏
えっ!?
夜光 瑠夏
夜光 瑠夏
な…なんで?
茶野 青夜
茶野 青夜
…まあ、色々あるんだよ
夜光 瑠夏
夜光 瑠夏
そういうものなのか…
茶野 青夜
茶野 青夜
だから…二人がよければ一緒に住む場所探していい?
夜光 瑠夏
夜光 瑠夏
俺はいいよ
夜光 瑠夏
夜光 瑠夏
陽菜、青夜が一緒に住む場所探したいって言ってるけどどう?
夜光 陽菜
夜光 陽菜
いいよー!人は多いほうが楽しいもんね!
茶野 青夜
茶野 青夜
ありがとう陽菜ちゃん
夜光 瑠夏
夜光 瑠夏
で?家壊すんだって?
茶野 青夜
茶野 青夜
そうだけど…
夜光 瑠夏
夜光 瑠夏
俺も協力するよ
茶野 青夜
茶野 青夜
え…でも……
夜光 瑠夏
夜光 瑠夏
ここまで来たら一緒に行くよ
茶野 青夜
茶野 青夜
…ありがとう
夜光 瑠夏
夜光 瑠夏
…あれ?寝てた……今何時だ?
夜光 瑠夏
夜光 瑠夏
…え!?13時!?
夜光 瑠夏
夜光 瑠夏
なんか夢見てた気が……
夜光 瑠夏
夜光 瑠夏
気の所為か
夜光 瑠夏
夜光 瑠夏
あ!陽菜!
夜光 瑠夏
夜光 瑠夏
青夜が追いかけてくれてるらしいけど……
夜光 瑠夏
夜光 瑠夏
『もしもしiemonさん』
茶野 青夜
茶野 青夜
『どうした?』
夜光 瑠夏
夜光 瑠夏
『…ヒナは見つかった?』
茶野 青夜
茶野 青夜
『あぁ』
茶野 青夜
茶野 青夜
『だけど色々話してるみたいで、カフェで様子見てる』
夜光 瑠夏
夜光 瑠夏
『…そうか』
茶野 青夜
茶野 青夜
『お互いちゃんと謝らなきゃな、喧嘩の内容知らないけど』
夜光 瑠夏
夜光 瑠夏
『勝手にこっちも悪いことになってる』
夜光 瑠夏
夜光 瑠夏
『……まあ悪いとは思ってるけど』
茶野 青夜
茶野 青夜
『ほら』
茶野 青夜
茶野 青夜
『そろそろ近づいてみる、じゃあまた』
夜光 瑠夏
夜光 瑠夏
『ありがとう、よろしくな』










問4(3):現実

プリ小説オーディオドラマ