杉野の声が聞こえる
私はいやいやおきご飯を食べて準備して制服を着る
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そして車で学校まで送って貰った
そして歩きだす
えーなにあのイケメン!
かっこいいんだけど!
いい覚えのあるような杉野への歓声
転校できる嬉しさはあっという間に消え
やっぱここでもかと感じた。
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校長<はじめまして>
〜〜〜〜〜〜
スーツでビシッと決めてきた杉野が
眩しく見える
杉野が真剣な顔で言う
桜宮さん!?!!?
初めてそうよばれた。
家ではおいとかお前とか言うのに!!
私のことでこんなにも真剣になってくれる。
なんだかとっても胸がドキドキとした。
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杉野が耳元でボソリと呟いて歩き去っていく
私は先生と教室へと向かう
先生が笑い出す。
先生が背中をぽんと押す
引っ越した日の杉野のどんまいと重なる
そして教室へと入ってく
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やっぱり想像したようにクラスがザワつく
桜宮ってあのSAKURAグループの?笑
あーなんか倒産したんだっけか、
先生は桜宮ではなく下の名前で呼んでくれた
嬉しかった。
今は桜宮って言う苗字は目立ってしまうから。
キーンこんカーンこん
やっぱ最初はひとりぼっち
でも1人は慣れてる。
前も別にそうだったし、
むしろ自分から寄ろうとも思わなかったから。
窓から見る景色は空と山だけだった。
前は都会のビルや騒音でうるさかったけど
ここは心地がいい。
あー杉野今頃何してんだろー
あれ?そう言えば隣の席の人はいないのかな
私の隣の席は空いていた。
さっきから視線を感じる。
どうせ落ちぶれとか言われてるんだろうな
私はバックからイヤホンを取り出す
<回想>
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私は大好き曲を聴く
すると、
ひょいと右のイヤホンを取られる
私は正直怖かった。
お金目当てとかだってら、名誉目当てだったりとかそして、杉野目当てとか!!!!!
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昼休み。後ろから急に声をかけられる
やっぱ杉野かーーーー
やっぱ近づいてくる奴らは私の肩書きをバカにしたいだけなんだよなー
そう言って2人は私の席から去っていく
すると
2人はぎくっとなり走って教室を去っていく
先生は私にニコッとしてどっか行く
私は教室に居ずらくなって教室から出る
分からない学校内を歩いて気づいたら屋上に着いた
私はベンチに座り込む
空が広がっている。風も感じる。心地よかった。
スマホを開くと杉野から電話があった
私はかけ直す
杉野にこれ以上心配かけたくない。
お嬢様では無い私をこんなに気遣ってくれる杉野にこれからも迷惑かけるのはダメな気がした。
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ボソリ
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放課後
ななが急に肩を組んでくる
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その様子を見てた先生
私の方に歩んできて目線を私に向ける
私は緊張して目を背ける
生まれてから今までずっと女子校
まともに話せる男は杉野だけ。
先生は微笑む
先生は学究日誌を私の頭にポンとして
出ていく。
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ボソリ
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。