第20話

nineteen
113
2026/04/27 12:01 更新
最近、周りが忙しくなった気がする。

廊下を行き交う足音は絶えないし、無線はひっきりなしに鳴る。呼び出しも、任務も、明らかに増えていた。
shp
まぁ、当たり前か
忠誠式が終わって、体制も変わった。
それぞれの役割がはっきりして国がちゃんと回り始めた
shp
ええ事、、(やと思う、けど)
shp
ワイは
shp
(遠距離官なんて出番が来る方が珍しい)
国境沿いを守る以外ほぼ任務のないワイらとは違って
前線に出るのは近距離や暗殺で
政治や医療も、動きっぱなし。
情報部隊も書記長も、ずっと働いとる
shp
(別に書類はあるし、暇やないけど)


ふと目をやると広報官の部屋まで来ていた


広報官室
shp
大先生
ut
珍しいやん、暇そうやな
shp
そっちこそっすよ、書類は終わったんすか?
ut
まぁな。俺の仕事は区切りあるから楽やわ
ut
、、シッマ最近ずっと出とるな
shp
まぁ、忙しいんやないっすか?
ut
寂しいん?
shp
は?
ut
冗談やって笑
ut
まぁ、でも
ut
見上げとるだけじゃあかんのちゃう?
shp
、、分かってますよそんなこと
ut
ならええけど
shp
(、、なんや)


広報官室にあるモニターに任務中のゾムが映った

不意にインカムを触った
rb
ゾム右や
zm
分かっとる
建物の屋上でナイフを持って前に出る
無駄の無い動き
rb
終わりやな
zm
皆おもんないなぁ
rb
怪我する前に帰ってこいよー
zm
はいはい
shp
、、
ut
ピッ 終わった?
rb
ピッ 終わったで、鬱先生後処理班出しといて
ut
ピッ りょーかい
ut
、、ショッピ見とったん?
shp
あぁ、はい
ut
相変わらずやなあいつら
ut
無駄ないし早いし、何より通じあっとる
shp
、、っすね
shp
、、(なんやねん)
shp
(見上げとるだけじゃあかん事くらい分かっとる)
分かってる、分かってるけど、
どうしたらええかなんて、分からへん
ut
ほな俺ちょっと行ってくるわ
shp
どこ行くんすか
ut
シャオちゃんがうるさいからな
パタン
shp
、、
もう一度モニターに目を向ける
さっきまで映っていた場所にはもう誰もいない
shp
(ちゃんと終わっとる)
当たり前のこと
でも、
shp
(あの二人は、ちゃんと隣に立っとる)
前とか後ろやなくて、ちゃんと同じ高さで
廊下
sho
大先生!それちゃうやろ!
ut
いや合ってるわ!お前がちゃうんやろ?
sho
はぁー?笑
ut
ほらこうやって、
sho
あーもうええって!
言い合いながらも距離は近い
軽く肩がぶつかっても離れない
shp
(あの2人も、騒がしいだけでちゃんと並んでる)
shp
(じゃあワイは?)
一瞬だけ思考が止まった。その先に進みそうになって
やめる。
shp
(まぁええか、、)
ピッー
shp
はい
rb
ショッピ、西側の防衛ライン監視強化や
rb
動きがおかしい
shp
どれくらいっすか?
rb
偵察の数と配置が変わっとる
ただの牽制や無さそうや
shp
了解です。すぐ向かいます
rb
頼むで
ピッ
shp
(ロボロさん、良く出来とる人やわ)
shp
(来るんか、、)
頭の中で情報をなぞる

隣国。
小さいくせに、工業力だけはやたら高い。
ここ最近、境界付近の動きは確かに増えていた。
偵察の頻度も、配置も。
shp
(仕掛けてきたか)





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