第2話

護衛1
1,060
2022/11/29 15:00









東京都立呪術高等専門学校ー 入学当日





高専の周りに咲き乱れている桜を呑気に眺めている私は



この日から始まる、あることをまだ知らなかった。


















































『でっかぁ…』

「そりゃそうでしょ、都立なんだから〜!」

と私を連れ回しながら笑うこの人。

五条悟20歳、特級呪術師だ。





『東京ドーム1個スポッとハマるんじゃ?』

「あなた東京ドームなんて行ったことないのによく言えるね」

『すみませんね行ったことなくて』




「まあそんなイライラしてないでさ、気楽に行こうよ!」とイライラさせている元凶が言う。




性格なんとかしてください。








「悟!!さっさと教室へ案内して任務へ行け!!」


と呪骸(ツカモト)を抱えた夜蛾学長が叫ぶ。



なるほど、任務が嫌だったのかこの教師。




「えー…」と口を尖らせ、私の方へ体を向ける。






「ねえさ、僕の任務肩代わりしてくんないかな!?」




















『はあ?』

















ここで任務を受けたことを、後々私は後悔することになる。

プリ小説オーディオドラマ