ある日、あなたが高熱を出した。
それから数日しても、熱が下がらなかった。
おそらくナンバーズ使用の副作用だろう
その後高熱により少しの間入院。
人は偶に熱を出す。
熱を出すのは多大なエネルギーを要する。
つまり、超!疲れる!
耳を澄ませると、あなたの寝息が聞こえる。
良かった、寝ているのだ。
鳴海は隊長。ゲームばっかりしていたのに、最近はずっとあなたのそばに居る。
離れたら居なくなりそうな気がして、不安でならないのだ。
それから1週間ほど入院した後、熱が下がってきたので退院した。
その日の夜からあなたはずっと訓練をしていた。
歩くのもままならない身体で。
ある時、いい加減心配なので鳴海が訓練場に様子を見に来た。
そこには、専用武器の大鎌を片手に倒れているあなたの姿があった。
その後、どれほどの事態かも分からないので、最短の防衛隊の医療班へ。
結果、脳震盪との事。
原因は、そもそも退院3日で動いていいわけが無いだろう、と。
フラフラの身体で訓練なんてしたために、頭を打って脳震盪……
だが、医療班によるともうすぐ目を覚ますだろう、との事だ。
……この1件から、鳴海はあなたから離れないことを誓った。
もうダメだコイツ、と思ったのだ。
立場が逆転してしまった。
__俺のことを覚えていないのに、ずっと近くに居座られるのは嫌かもしれない。
でも。
もし、怪獣討伐時に同じことが起こったら?
功さんのように9号に狙われたら?
功さんの記憶が読み取られるということは、あなたのゼロの力も伝わってしまった。
というか、本人の前で1度使っている。狙われる恐れは十分すぎるほどある。
俺が助ける、1人にさせない。
固く決意した鳴海であった。
数刻後……













編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。