風弥視点
優しい風吹く夕焼けの道路を自転車で走り抜ける。
ちなみに、さっき綾音さん改め綾音と会ってきた。
それまでの時間もどかしいし、2人とも暇だったし。
なんと本当に告白されて、こんなに思い通りに行っていいものか!?とも思った
別れ際、綾音の「またね」という一言が、さらに俺を好きにさせた。
今日は夢のような1日だった。
一緒に近所の猫カフェに行って、猫を愛でた。
綺麗な花壇のある公園で、告白してもらった。
こんな日々が、ずっと続けばいいのに、と思ってしまう
分かってるけど───、俺たちは中2、そろそろ受験に焦らねばならない時間。
それに夏休みというものは1ヶ月と少しだから、その間もお互い部活があるから、
いつか、自然消滅してしまうんだ。
ネガティブなことばかり考えている俺を、風鈴のチリンという音が引き戻してくれた。
通知の内容は友達からのLINE。
「なぁ風弥聞いてくれ〜」
「彼女に振られあ...」
誤字って焦ってる所から、嘘では無さそうだ。
いつもなら、慰めてた。
その「いつも」があるから、あいつも俺に伝えたんだろう
でも、今回は慰められない。
さっきの不安が倍増し、それに怒りも加わり、俺は友達に当たってしまった。
「だからなんだよ」
そう送って、乱暴にスマホをしまった。
そしてまるでスイカの種を遠くに飛ばすかのように、俺は「くそっ」と何度も呟き、立ち漕ぎで急いで家に向かった。
...
家に帰ってスマホを開くと、さっきの友達から返信が届いていた。
「わりw冗談なんだわw」
──そうだった
こいつは嫌な嘘をつくことがある。
俺はそんな嘘のせいで嫌な転がされる愛を味わったのか?
あぁ。もう、何から信じればいいんだろうか。
でも、大人になってもきっと
この「日常」という「宝物」は褪せないよな?
大丈夫なんだ
きっと大丈夫だから。
今はさ、
「青」に飛び込んでみよう────
俺にとって、本当の「夏」が始まった。
本当に「恋」に落ちた
さっきまでは、「偽物」の夏で、「偽物」みたいな恋だった
ねぇ。綾音はどう?
待ち疲れる程前から、本当の夏を体験してしてそうだけど、
どうですか??
恋ってものは、本気になればなるほど辛い。
けど、今はいいんだ。
そんな辛さも、「青」の醍醐味。
平和に終わらせない、それが「俺」の恋だ。
そう。「俺たち」の恋だ。
うぃ〜〜にゃん☆
次これ完結やんねにゃん
今2番やし
そういやね、この「青と夏」の歌詞によく出てくる「青」って言葉ね、色々な解釈あると思うけど、
僕は青春って意味かなと思いながら書いてますにゃん!
青春だと春になるから青にしてんのかなって思ってるw
んじゃおつめりにゃん!












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。