私の名前は麻生凪。
城ヶ崎の情報を探す京極組の女極道だ。
城ヶ崎をトップとする半グレマフィアの羅威刃。コイツ等は完璧に京極組を舐めてやがる。
天羽組との抗争中、コイツ等はうちの事務所を爆破した。その爆破で、事務所はボロボロ。舎弟一名、その他の全員が重症を負った。
先代の親父が死んだため、左遷を喰らった人達が戻ってきて京極組の全戦力が戻ってきた。
そして、これから羅威刃への報復が始まった。
羅威刃を相手に、親父が指示した作戦は、最も簡単なものだった。
・トップの城ヶ崎、幹部の東雲・設楽・小湊・神原は殺害。その程で邪魔になる者全員殺害許可。
つまり、羅威刃に属する者。傘下になっている者は殺せ。殲滅しろ。ということだ。
武闘派と呼ばれる猛者共は抗争中は忙しい、手がいっぱいにある。そのため雑務は下の者、舎弟に任せることになる。
まぁ、仙石とかは目を見張らせてるが...
ある日、舎弟の1人佐古が見回りをしている最中ウチに守り代を払っている店のママが佐古に助けを求めた。
店の中で暴れていたのは...
羅威刃の幹部、神原だった。
舎弟の佐古は、神原の様な狂人を相手にしたことは一度もない。
神原は、佐古の経験の無さを見抜いていたんだろう。だから、舐めた。しかし、どんな下っ端でも経験がなくても人間としての、京極組としての意地があった。
佐古はドスを抜いた。しかし、それは神原の空気を一変させてしまった。
音のない踏み込みで、佐古との距離が一気に詰まる。
実力が違いすぎた
神原の攻撃を佐古はガートするしかできず、一見素手だと思う拳も暗器が握られており、カードするも体に穴が空いていく。
神原は攻撃の手を緩めず佐古を限界まで追い詰めていた。
気合いで、根性でどうにかなる相手ではなかった。
止めを刺されそうになった時神原が横にぶっ飛んだ。
神原をぶっ飛ばしたのは私の飛び蹴りだった。
駆けつけたのは、私だけではなく
狂人、守若もだった。
一緒にここに駆けつけたのは、数十分前の事務所での出来ことが原因だ。
と、言う感じで無理矢理、強制的に連れてこられた。
ここに着いたのは、GPSを辿ってきたからだ。あと、店のママに連れ込まれ、ここの異様な音に気づいてきた。流石に止めを刺されそうになった時は咄嗟に飛び蹴りをしてしまったけど。
さっきから、守若の雰囲気は歪んでる...
うん。分かりずらいね。でも、怒ってるね。
任せたほうがいいな。面倒事はしたくない。
佐古を闇医者に送り、私は事務所に帰った。
数分もすると、守若も帰ってきたが
頭からは血を流し、片手は焦げた状態で事務所に帰ってきた。なぜその状態で帰ってきた。病院に行けよ。
外に出ようとする久我と守若を見送ろうとしたが、ある重要なことを聞くのを忘れていたことに気がついた。
口角が上がって不気味だ。だが、こんなに信頼できる。
これから、羅威刃はどう出てくるのだろうか。
仲間を殺された報復に出てくるか、それとも失ったコマを補充するか...
コマを補充するんだったら...半グレ内の強者を見張っとかないといけない。....あ“ぁ”
















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。